中国のロボットメーカー「雲深処科技(DEEP Robotics;ディープ・ロボティクス)」はこのほど、上海証券取引所の新興テック企業向け市場「科創板(Star Market)」への上場に向けた目論見書を更新した。2026年1~9月期の売上高が前年同期比97.52~117.76%増となる見通しを示した。ただし、研究開発費の増加などの影響で、非経常的損益を除いた親会社帰属純利益は赤字になる見込みだ。

同社の主な収入源は四足歩行ロボット(ロボット犬)と車輪式ロボットで、ヒューマノイド(人型ロボット)は商業化の初期段階にある。25年の売上高は3億3700万元(約78億円)、親会社帰属純利益は2868万元(約6億6000万円)で、初めて通期黒字化を達成した。一方、ヒューマノイドは同年1台しか販売されず、売上高は82万3000元(約1900万円)にとどまった。

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26年上半期(1~6月)の売上高は2億5900万元(約60億円)、純損失は881万元(約2億円)だった。うち、産業向け四足歩行ロボット「絶影X」の販売台数は541台で、売上高は1億2300万元(約28億2900万円)を計上した。車輪式四足ロボット「山猫M」の販売台数は482台で、すでに前年通期の販売台数を上回っている。山猫Mは同社の主要事業で得た同期の売上総利益の約46%を占め、単一製品シリーズとして最大の売上総利益を生み出した。一方、絶影Xの売上総利益率は前年通期の54.35%から39.75%に低下した。同社によると、低利益率モデルの納品が集中したことで、同シリーズ全体の利益率が押し下げられたという。

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ディープ・ロボティクスは、杭州を代表する新興テック企業6社「杭州六小龍」の一角を占める。他の5社は、生成AIのDeepSeek、人型ロボットの宇樹科技(Unitree Robotics)、ゲーム開発の遊戯科学(Game Science)、脳とコンピューターをつなぐ技術(BCI)を手がける強脳科技(BrainCo)、3D設計ソフトの群核科技(Manycore Tech)だ。

群核科技は今年4月、宇樹科技は8月に上場した。DeepSeekも上場準備を進めていると報じられている。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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