土を食べていた犬 さらに前庭障害を発症…治療とケアでひとりで立ち上がれるまでに回復する姿にエール集まる

【写真提供】@samui_street_dogs(投稿・写真著作権者)

海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイのサムイ島で動物保護をしているSamui Street DogsさんのInstagramアカウント@samui_street_dogsの投稿。

体調不良から治療を受けるも、さらに悪化してしまった犬が、適切な治療と献身的なケアで少しずつ元気を取り戻していく姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で1万回再生、約1400件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【体調不良で治療を受ける犬】服薬で回復するも、さらに体調が悪化してしまう

海外のSNSで、急な体調不良でまっすぐ歩けなくなってしまった犬「フリップ・フロップ」の救出劇が話題を呼んでいます。

フリップ・フロップはここ数週間、動物病院に通い続けていました。

それは、突然たくさんの土を食べるようになり、血を吐くこともあったからです。

さらには、足元がおぼつかなくなる症状も現れました。

超音波検査を受けたところ、腸の下部に硬い塊のようなものが見つかりました。

そのため、約1週間にわたって特別な食事と下剤による治療を始めます。

幸いにも3回目の超音波検査で、その塊が無くなったことが確認されました。

以前食べていた土が固まったものだった可能性が高いと考えられています。

ところがその後、突然フリップ・フロップの体調が急激に悪化したのです。

目が不規則に動くようになり、頭や体が傾き、まっすぐに歩くことも難しくなってしまいました。

フリップ・フロップの体に、一体何が起きているのでしょうか。

レスキュー先の自宅で回復に向かうフリップ・フロップ2/2

レスキュー先の自宅で回復に向かうフリップ・フロップ

出所:@samui_street_dogs

医師の診察によると、フリップ・フロップは前庭障害を起こしているとのことでした。

人間でいう脳卒中のときに似た症状が現れるもので、めまいや平衡感覚の喪失、顔の片側が垂れ下がるなど、様々な症状が見られます。

体を動かそうと身をよじるものの、自力で体を起こすことができなくなってしまったフリップ・フロップ。

レスキューはそんなフリップ・フロップ体を抱きかかえ、シェルターと病院を何度も往復しました。

適切な治療と献身的なケアを受けながら、フリップ・フロップは少しずつ回復しているそうです。

今ではひとりで立ち上がり、歩行を補助する道具を使いながら、歩くこともできるようになりました。

ネット上ではフリップ・フロップの一日も早い回復を願う声が多数寄せられています。

病気と闘いながら、少しずつ元気を取り戻していく姿に、多くの人からエールが送られました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

体調を崩し、さらに前庭障害によって自力で立ち上がることも難しくなってしまったフリップ・フロップの姿には胸が痛くなりました。ぐったりと横になり、動くこともできずに診察を受ける姿にはハラハラしましたが、フリップ・フロップを抱きかかえて病院から帰るレスキューの笑顔を見て、きっと少しずつ元気になっているんだとこちらまで安心させられました。もしかしたらフリップ・フロップも、レスキューの笑顔に元気をもらっていたのかもしれませんね。

犬の前庭障害は、平衡感覚に関わる前庭系に異常が起こることで、頭が傾く、まっすぐ歩けない、目が不規則に動く、立っていられないなどの症状が現れる病気だそうです。診断と治療には専門的な知識や高度な検査機器が必要となるため、異変が見られたときには早めに動物病院を受診することが大切です。

懸命に治療を受けながら、少しずつ歩く力を取り戻しているフリップ・フロップ。周囲の人たちに支えられながら、いつか元気な姿を見せてくれることを願っています。

3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。

ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

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参考資料

八木 七音

著者

八木 七音

大学卒業後、出版業界で編集・執筆業務に携わり、文章の構成力や正確性を磨く。現在は3児の母として子育てをしながら、Webライターとして活動。読書や料理、園芸、文房具が好きで、日々の暮らしの中で感じたことを大切にしている。

現在は、暮らし・食・育児など生活に寄り添うテーマを中心に執筆。読者の目線に立ち、専門的な内容でもわかりやすく噛み砕いて伝えることを心がけている。忙しい日々の中で小さな楽しみを見つけられる情報や、読者の心にそっと寄り添う言葉をお届けしていきたいと思っている。

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