世界の四足歩行ロボット市場は、2026年1~6月の出荷台数が前年同期比92.5%増の4万9000台を超え、市場規模は4億ドル(約630億円)を超えた。市場調査会社IDCのリポートで明らかになった。
この市場拡大をけん引しているのは中国メーカーで、充実したサプライチェーンや協力なコスト管理能力、量産技術を背景に、一般消費者向け、研究・教育向け、産業向けへと急速に展開している。ハードウエアの売上高ベースでは、宇樹科技(Unitree Robotics)が13.8%のシェアで世界トップ。雲深処科技(DEEP Robotics)は9.2%で2位、智元機器人(AGIBOT)は8.4%で3位、具微科技(Micbot)は6.3%で5位だった。

現在の四足歩行ロボット市場では、「消費者向けで数量を稼ぎ、産業向けで利益を上げる」という構図が鮮明になっている。教育・研究用途や家庭向け製品は出荷台数全体の約6割を占める一方、売上高では3分の1未満にとどまる。これに対し、産業用途や公共サービスなどの専門分野向けは出荷台数では4割未満ながら、売上高の3分の2以上を占めた。産業用の四足歩行ロボットは、電力設備の点検、消防・救助、警備、危険環境での作業などに導入されている。
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一方、市場調査会社Counterpoint Researchは、2026年1~6月の世界の四足歩行ロボット出荷台数を約3万5000台と推計している。同社の調査では、宇樹科技が出荷台数ベースで37%のシェアを占め、世界首位だった。
両社の数字に差がある主な理由は、集計方法の違いにある。Counterpointは、主に子どもの見守り・付き添い用途を想定した、小型の入門向け製品を集計対象に含めていない。そのため、市場規模にはセンサー、ソフトウエア、保守・運用サービスなどでの売上高も含めている。一方、IDCは消費者向け製品も対象とし、市場規模はハードウエアの売上高を基準に算出している。
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*1ドル=約158円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)

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