“フェルメール展”
東京では本日最終日を迎えられました。
昨年末、夜の特別開館日に上野に訪れました。
普段は昼の暖かい日を目指して行くのでそれだけでも
いつもと違う異空間でした。

優しくて穏やかな風俗画でうっとりと見ていました。
元から数の少ないフェルメールの作品がここまで日本に集まった事にも感動しましたし、部屋への誘い方も素敵でした。
青金石(ラピスラズリ)使ったフェルメールブルーの話がよくされますが、
淡い黄色のローブを着た少女の作品「真珠の耳飾の少女」が印象的でした。光があらゆる面から放たれて全体をヴェールで包んでいるような美しさ。
この黄色いローブがあちこちに出てくる仕掛けも楽しかった。
構図で言うと、背景に描かれる絵画の中の絵画の意味と人物との関係性も見所でした。

しかもフェルメールだけでなく、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらの絵画と合わせた約50点を通して、17世紀オランダ絵画がの全貌が知れるという素晴らしい展覧会でした。

今回は美術展のポスターも秀逸でお気に入り。
日本では最多35作品中8作品が展示されるというスペシャリティに対しての、1作品がギリギリで加わったという提示!分かりやすくて惹かれました。

そして「2018年10月、あなたは日本にいますか?」のキャッチ!
ああ、大好きです。
見たくなりました、心から。
素敵な美術展をありがとうございました。

#フェルメール展
#オランダ絵画
#上野の森美術館
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