「AIを騙せ。」元・天才ハッカー野原と世界を股にかけたアウトローたちが前代未聞のミッションに挑むマネーサスペンス映画『キャンドルスティック』が公開。世界中から“ろくでなし”たちが集結し、FXマネー強奪作戦が始まる本編映像が解禁となった。

決戦は2019年5月7日。
それは平成から令和へ元号が替わり、金融システムが最も隙だらけの日。
間断なく金融投資が行われるデジタルネットワーク。それは出自も身分も関係なく、どんな負け犬でも一瞬で人生を変えることのできる世界―。そんなマネーゲームの魔に憑かれた現代のアウトローたちを描く、まったく新しいエンタテインメント映画が『キャンドルスティック』だ。

 世界を股にかけ、10人の男女が大金を手に入れるため、前代未聞のミッションに挑む。それは―金融機関の番人「AIを騙す」こと。思いも寄らぬ黒幕のもと、さまざまな思惑が交錯し、手に汗握る駆け引きが展開する。ワールドワイドな規模で展開する本作で描かれるのは、騙し騙され、金が回る世界の縮図。美しき男と女たちのスリルと策略が交錯する“コンゲーム”。ひりひりした予測不可能な展開に戦慄し、誰もがあっと驚く結末に酔い痴れろ!

日本、台湾、イラン、ハワイなど世界6つの都市を舞台に、
それぞれの運命と思惑が交錯するーマネーサスペンス

 刑務所上がりの元・天才ホワイトハッカーで“AIを騙す”計画の発案者、野原を演じるのは、阿部寛。また、FXトレーダーで、野原にも自分と同じ共感覚を感じ、計画をサポートする杏子を菜々緒が、杏子の元夫で数学者の功を津田健次郎が演じる。そして、舞台の一つとなる台湾からは、映画『瀑布』(19)で台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で主演女優賞を獲得、台湾を代表する女優アリッサ・チアが台湾の大企業の幹部リンネを、『本日公休』など多数の映画に出演し、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(19)で役所広司とも共演経験のあるリン・ボーホンが台湾の若き経営者リーを、『莎莉』(24)で第61回金馬獎 最優秀新人賞のタン・ヨンシュイがリンネの娘メイフェンを演じる。そのほか、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジスら国際色豊かな面々が参加している。

 監督は注目の新鋭・米倉強太。パリ・コレクションやGUCCIなどの広告映像ディレクションやMVなどを手掛けて頭角を現し、本作が長編映画初監督作となる米倉強太。米倉は元「MEN’S NON-NO」専属モデルで、阿部寛とは先輩後輩という縁も。

 原作は川村徹彦による「損切り:FXシミュレーション・サクセス・ストーリー」(パブラボ刊)。映画タイトルのキャンドルスティックとは、金融商品の価格変動を視覚的に表した価格チャートの形式を指す。撮影は日本・台湾・イランにて昨年2024年5月~9月まで行われた。

 このたび解禁された本編映像では、過去に因縁を抱える4人の“ろくでなし”たちが、5年ぶりに再集結。FXマネー強奪計画が動き出す決定的な場面が描かれている。

 登場するのは、株価操作の罪を一人で背負い、5年の服役を経て出所した野原。そして彼を裏切った野心家・リンネ(アリッサ・チア)、その甥で台湾のFX企業社長・ルー(リン・ボーホン)、かつて野原の右腕だったプログラマー・ロビン(デイヴィッド・リッジス)。因縁を抱える4人が、リンネの呼びかけでPC越しに再び顔をそろえる。

 FXマネー強奪計画のため3人を集めたリンネは開口一番に「皆、顔色がよくないわね。お金もないんじゃない?」と挑発する姿に、野原は怒りを押し殺し静かに画面を見つめる。一方、ロビンは怒りを露わにし、計画への不信感を投げかける。そこに「君は裏切った。後悔はないのか?」と野原が静かに英語で問いかける。しかし返ってきたのは、「昔のことはやめようよ。お金、欲しくないの?」という、反省の色ひとつないリンネの答え。その強欲ぶりに呆れた野原は、苦笑まじりにぽつりと「……いつもこうだな」とつぶやく。そんな中、リンネは冷たく「決行は5月7日」と告げる。それは、元号改元による日本の金融システムが最も混乱する日。「この日しかないの」と言い残し、画面から姿を消すリンネ。短すぎる準備期間に戸惑うロビンに対し、ルーは前金を持ち出して計画へ引き込もうとする。やがて野原が静かに「やるよ。これくらい、できる。でも、これが最後だ。」と言う。その表情からは揺るぎない覚悟が感じられ、ここから物語が一気に動き出すことを予感させる展開となっている。

 グローバルな視点と、現代性あふれるテーマが融合した本作。その核心に迫る本編映像では、野原・リンネ・ルー・ロビンの4人が2014年の事件以来の再会を果たし、ついにFXマネー強奪計画が動き出す映像が公開。怒りを爆発させるロビンや、因縁のあるリンネに静かに語りかける野原の姿に、阿部寛の40年近いキャリアがにじむ熱演が光る。策略、裏切り、そして“AIを騙す ”知の逆襲劇は、どんな結末を迎えるのか。 予測不能なマネーサスペンスをぜひ劇場で体感してほしい。

原作:川村徹彦「損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー」
監督:米倉強太 脚本・チーフプロデューサー:小椋悟
出演:阿部寛、菜々緒、サヘル・ローズ、津田健次郎、YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジス、リン・ボーホン、アリッサ・チア
製作:ジャズフィルム、ジャズインベストメント 配給:ティ・ジョイ  協力:台北101 ©2025CANDLESTICK PARTNERS
HP:candlestick.jp 公式X:@candlestick_jp #キャンドルスティック

WACOCA: People, Life, Style.

Pin
Exit mobile version