
旭化成傘下の旭化成せんいは13日、2012年向け水着素材の販売方針を発表した。
東京都内で開かれた発表会では、2012年のグループキャンペーンモデルの池田沙絵美さん(21)と、中国人モデルの胡楠(ふうなん)さん(21)が12年向け素材を用いた水着を身につけて登場。池田さんは「肌触りがよく、ずっと着ていても疲れない」と語った。
従来から展開している速乾性や紫外線(UV)カット性などの機能を持つ素材に加え、柔らかく伸縮性の高い新素材を投入。着心地のよさにつながるストレッチ性で差別化を図る。
11年は東日本大震災の影響などもあったが、12年の水着向け生地や原糸の販売では前年並みの確保を目指す。
新素材の「エラクション-プロ」は「通常の生地よりも1.5~2倍、縦横に伸びる」(担当者)のが特徴で、着心地が良く動きやすいという。初年度は1億円の販売を見込んでいる。
12年の遊泳水着の傾向について同社は、ここ数年人気のある花柄や、レトロな雰囲気を感じさせるビンテージ風のデザインなどが好まれるとみている。
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