僕がオリエンタル・ミュージックを意識しだしたのは、ある事が切っ掛けでした。
1970年代の後半に、ステファン・ダラスでジョン
・レンボーンといった二人のギタリストが日本にコンサートにやって来ました。当時の僕は、彼らのギター・ミュージックが好きだったので、軽井沢で行われたコンサートを聴きに行ったのです。そして、次の日の昼間に彼らのワーク・ショップが開かれたのですが、その時に僕らも演奏する事になってしまいました。取り敢えず何曲かをプレイしたのですが、ラグタイム風の・オレンジという楽曲をプレイした時は、後らの反応はありませんでした。ところが”きつねの嫁入り”をプレイした時に彼らの表情が変わったのです。二人とも目を輝かせて、僕のギター・プレイを真剣に聴いてくれました。これはどういう事かと言うと、日本人がいくらラグタイムやプルースの楽由をプレイしても、所詮は物意のに適ぎないけれど、東洋的、日本的な音使いのプレイは、後ら欧米人の持っていないものなので、関心を持って受け入れてくれたという事だと思います。
この事があってから、僕の中でギター・ミュージックに対する考え方が変わりました。日本人の体の中に生まれながらにして持っている感性を生かした音楽を、追求したくなったのです。
この「東方美人もそんな考えの中から生まれました。
この楽曲で使っているチューニングは、オープンD6チューニングから派生したものです。5、6弦のピッチがかなり低いので、プレイする時には軽く押さえるよう心掛けて下さい。
イントロの5小節は左手のタッピング・プレイなので、ベース・ノートおのタイミングに注意しましょう。
中川イサト

多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。

中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕

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