声優の山寺宏一が14日、都内で行われたDC映画『ザ・フラッシュ』(6月16日公開)のジャパンプレミアに参加し、スーパーガールを演じた橋本愛とともにトークを行った。
本作は、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』、『ジョーカー』など数々の大ヒット作を生み出してきたDCの最新作。DCだけでなくすべてのヒーロー作品のゲームチェンジャーにして、すでに“最高傑作”と謳われる超速タイムループアドベンチャー超大作となっている。
マイケル・キートン演じるバットマン役を務めた山寺は、開口一番に「主役のほそやん(細谷佳正)がいない」と嘆きながら、「彼の分もがんばります!」と宣言。そして「かわいい後輩。細谷くんは僕を観て声優になったと言ってくれている。…自分で言うことじゃないけど!」といい、笑いを誘った。
細谷は主人公・フラッシュを好演。そのクオリティーに、山寺も「細谷くんは本当にがんばった。彼のがんばりに比べたら僕のがんばりなんて…」と舌を巻く。さらに今作は“タイムループアドベンチャー”ということで、作中で複数人のフラッシュが登場することにも触れ、「ほとんど細谷ショー。ずっと出ずっぱりで大変だったと思うけど、見事に演じ切っていた」と評しながら、「さすがは僕に憧れて声優になっただけはある」と誇った。
そんな冗談を交えながらも、最後には「(主演の)エズラ・ミラーってすごい役者なんです。そんな彼がやる2役を見事に演じ切っている。相当難しいはずだけど…さすが細谷くんだなと。悔しいほど素晴らしかった」と絶賛した。
これまで『バットマン』『バットマン リターンズ』 のテレビ放映時の吹替補完版をはじめ、『レゴバットマン ザ・ムービー』や『ニンジャバットマン』など 、さまざまな作品でバットマンの吹替を担当してきた山寺だが、“キートン演じるバットマン”は約30年ぶり。山寺は「あの頃からマイケル・キートンさんもお年を召して、私も同じように年をとった」としみじみ思いを馳せながら、「ご縁があって、出られて本当によかった」と喜んだ。
イベントでは、6月17日に62歳の誕生日を迎える山寺に、橋本がバースデーケーキをプレゼントするというサプライズも。作品にちなみ“最速”の誕生日祝いを受けた山寺は「お時間いただきすみません、ありがとうございます!」と感謝し、観客からは万雷の拍手が贈られた。
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