#佐藤健#ジャニーズ #NHK大河#TBS
3月16日、大手芸能事務所・アミューズから俳優の佐藤健(31)と神木隆之介(27)、ロックバンド・ONE OK ROCK(ワンオク)が3月末をもって退社し、4月1日から独立すると公式サイトで発表された。
 佐藤と神木は新会社「株式会社Co―LaVo」の所属となる。同社はアミューズと資本関係にあり、アミューズの会長も相談役として参加する。
 また、ワンオクはチーフマネジャーが代表を務める「株式会社10969」を設立。独立後は海外での活動に注力していくとしている。
 佐藤は一部上場企業のアミューズから離れ、より自由度の高い道を模索するという。そのために1、2年前から事務所に相談し、会長のお墨つきを得て“社内独立”することになる。
 独立が発表された日、佐藤は有料オンラインイベントを行い、「アミューズを卒業します」と報告。
「料理人に例えると、一人前になっていくにつれて“自分の店を持ちたい”みたいな感じ」「会長からは“応援している”と言ってもらった。人生これから。30代、ここからが本番だと思っている」と語った。
 芸能プロ関係者は言う。
「ここ数年で佐藤は、役者業以外のビジネスや起業マインドが強くなっていたといいますね。そのため、親友の神木とともに上場企業のアミューズを離れ、“自由度の高い”新会社に移ったと言われています」
■チャリティ事業に、大量株式も保有?
 3月11日、佐藤は自身の公式LINEで、神木とコラボした書籍の企画が進行中だと発表。
「『るろうにほん熊本へ』のチームと本をつくっているよ 待っててね」というコメントとともに、企画資料の写真を投稿。資料には「佐藤健×神木隆之介 東北project」と記載があり、「新しい3つのプロジェクト」「県内の魅力を伝える書籍」などと書かれている。
「このコラボ書籍の前段となった書籍『るろうにほん 熊本へ』は、熊本地震の復興を願って佐藤が企画したものです。こういった企画のほか、ライブ配信アプリ・SUGARにも関わっていたそうです」
 SUGARは、「有名人とテレビ電話ができる」ことをウリにしたアプリで、佐藤はアプリがリリースされた2018年から関わっており、ファンと生電話で交流してきた。
 2020年4月の『デイリー新潮』によると、佐藤はSUGARサイドからギャラをもらっているわけではなく、契約金の代わりとして、ストックオプションを付与される契約を結んでいるという。
「報道の通りだと、佐藤はSUGARの株式を保有しているということになります。新会社・Co―LaVoでは、役者業以外のこういったビジネスを積極的に展開していきたいのではとささやかれていますね」
■ジャニーズタレントも大量流出
 佐藤や神木、ワンオクのみならず、ここ最近はタレントが大手芸能事務所から独立するケースが増えてきている。

 業界最大手のジャニーズ事務所からも元関ジャニ∞の錦戸亮(36)、元SMAPの中居正広(48)、元NEWSの手越祐也(33)、山下智久(35)、少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が退所。
 3月末をもってTOKIOの長瀬智也(43)が、さらに11月1日にはV6の森田剛(42)が退所することも明らかになっている。
「そして佐藤と神木、ワンオクも独立したわけですが、関係者の間では佐藤がこういった“独立組”の中心的存在になっていると言われているんです」
■芸能界のみならず政財界にも人脈
 佐藤といえば、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)や映画『るろうに剣心』シリーズなど、数々のヒット作に出演し、影響力の大きい俳優として知られている。
 それだけでなく、お笑い業界では千鳥のノブ(41)とは家族ぐるみのつき合いがあり、高校の先輩である社会学者の古市憲寿氏(36)とは公私ともに懇意にしている。
 佐藤は、その古市氏とともに、副総理兼財務大臣の麻生太郎氏(80)の甥にあたる麻生巌氏の誕生パーティに参加したと、2020年8月の『女性セブン』(小学館)では報じられている。
「芸能界のみならず、文化人や政財界にも人脈があるとされています。そんな佐藤に、所属事務所からの独立を考えている芸能人がアドバイスを仰いでいる、とささやかれているんです。
 佐藤自身は時間をかけて、アミューズ上層部と交渉し、今回、見事円満退社したわけですからね。そのノウハウを知りたいというタレントも少なくないようで、独立について相談を持ち掛けられることも多いといいます。タレント同士は事務所の垣根を超えた横のつながりがありますからね」
■赤西仁や錦戸亮など“独立組”との交流……
 2020年6月には、元KAT-TUNの赤西仁(36)と元関ジャニ∞の錦戸のYouTubeチャンネル「NO GOOD TV」に俳優の山田孝之(37)、そして佐藤が登場してオンラインで人狼ゲームを繰り広げた。
「赤西も錦戸も独立組です。また、山田もライブコマースサイト・me&starsの取締役CIOに就任するなど、ビジネス志向が強い俳優として知られています。そんなタレントとの交流もあり、佐藤の独立心やビジネスマインドも大きくなっていったのかもしれません。
 そして、その佐藤が、今では独立したいと考えるタレントの“相談役”ような存在になりつつあると。ジャニーズ事務所に公正取引委員会の注意が入ったこともあり、大手事務所を独立してもそれまでと変わらない芸能活動を続けられる環境が整いつつあります。
 そんな状況ですから、現在、独立を考えている芸能人も少なくありません。各芸能事務所は自社のタレントが佐藤に相談を持ち掛け、退社、流出してしまうことを警戒しているんです」
 さまざまささやかれる“裏の話”。佐藤には俳優として素晴らしい作品を作り続けて欲しいのだが……。

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