俳優ハビエル・バルデム&女優ペネロペ・クルスの夫婦共演6作目となる映画『誰もがそれを知っている』インタビュー映像が解禁となった。私生活については秘密主義で多くを語ることのないバルデムが、妻クルスとの共演について語る内容になっている。

スペインの故郷で久々に再会した家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの真実をめぐり家族の秘密と嘘がほころび始める。緊迫感溢れる語り口で人間社会の裏に潜むテーマを鋭く描き出し、すでに揺るぎない評価を確立している名匠アスガー・ファルハディ監督が、それに甘んじることなく初めてのオール・スペインロケに挑み、新境地を切り開いた会心の一作である。

もにスペイン出身のペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが初共演 したのは、当時 16 歳だったペネロペの映画デビュー作『ハモン・ハモン』 (92)。アンダルシアの片田舎を舞台に、6 人の男女によって展開する恋 愛ドラマだ。またその 5 年後、ペネロペをミューズとして多くの作品で起 用し、今年もカンヌ国際映画祭に最新作『Dolor y Gloria』が出品されて いるスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督『ライブ・フレッシュ』(97) でも共演。

インタビューでハビエルは、「ペネロペは新しい役を演じるたびに成長する女優だ。同じ現場で花開く彼女を 見るのはとても嬉しい。お互いをよく知っているから、仕事がしやすいし、それが大きな助けになっている。」と、女 優として、そして妻としてのペネロペに対する愛に溢れたコメントを語った。また、今回解禁となった映像の中では、 「実生活では夫婦であるペネロペ・クルスとの共演は大変でしたか?」という質問に対し、「もちろん苦労する時もあ るよ。『Loving Pablo(原題)』を撮影してた時は特に大変だった。僕だけじゃなく彼女にとってもね。(その作品で) 演じた僕たちの関係性はもっと残酷だった。今回の作品は穏やかで優しい。ただ、どちらの作品でも現実の僕らとは 違う。異なる人物になり切ってお互い接してるよ。あくまでも役柄であってそこはハッキリさせておく。現場に行き 仕事を終えたら気持ちを切り替える。意識すれば簡単に切り替えられるよ。」と、仕事場と家庭での円満なバランスの 取り方を語っている。

英題:EVERYBODY KNOWS
監督・脚本:アスガー・ファルハディ
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン

『誰もがそれを知っている』は6月1日よりBunkamura ル・シネマほかにて全国順次公開となる

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