2025世界遺産 平泉 毛越寺

2025世界遺産 平泉 毛越寺

入場口 山門、1921年一関城大手門を移築 本堂 毛越寺一山の根本道場であるこの本堂は、平安様式の建物で、1989年平成元年に再建され、現在に至っている。 本尊は薬師如来で、平安時代の作です。本尊の脇士は日光・月光両菩薩、さらにその周りには本尊守護の四天王が安置されています。 寺伝によれば嘉祥3年(850年)、中尊寺と同年に円仁が創建。その後、大火で焼失して荒廃したが、奥州藤原氏第2代基衡夫妻、および、子の第3代秀衡が壮大な伽藍を再興した。 伽藍復原図として知られる図像は、1954年(昭和29年)以来の発掘調査によって検出された考古資料をもとに描かれたものである。 奥州藤原氏の滅亡後も鎌倉幕府に保護されたが、嘉禄2年(1226年)に火災に遭い、更に戦国時代の天正元年(1573年)には兵火に遭って衰微し、長年の間土壇と礎石を残すだけとなっていた 【大泉が池】
庭園の中心は、四季の美しさを映す大泉が池です。池は東西約180メートル、南北約90メートルあり、作庭当初の姿を伝えています。 【築山】
大泉ヶ池の南西の隅、南大門の西寄りに築山があります。池水面より約4メートルほどの高さがあり。水際から山頂近くまで大小各種の石を立て、岩山の姿を造り出しています。 【開山堂】
毛越寺を開いた慈覚大師円仁をまつる堂です。大師像のほか両界大日如来像、藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の画像を安置しています。 【花菖蒲園】 浄土庭園とは仏堂と苑池とが一体として配された庭園で、
毛越寺では北に塔山と呼ばれる小山を背景として、広々とした苑地美観が展開します。 大泉が池は浄水をたたえ、その周辺には、州浜、荒磯風の水分け、浪返しにあたる立石、
枯山水風の築山といった石組みや、池に水を引き入れる遣水など、自然の景観が表されています。 日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を今に伝える貴重な庭園として、800有余年を経た現在も、四囲の樹木の景観と相まって、なお変わらぬ美しさを見せています。 昔は南大門前から中島南まで17間の反橋、金堂側から中島北まで10間の斜橋がかかっていたと古記録に記されています。橋の四隅に据えられた橋挟石や南の反橋の橋杭は残存しています。 池のほぼ中央部に東西約70メートル、南北約30メートル、勾玉状の中島があります。 鐘楼跡】
金堂東廊の南端に連なる建物で、雨落溝が土壇をめぐり、その水は池に注ぐように造られています。 【嘉祥寺跡】
金堂円隆寺の西に、杉並木に囲まれてほぼ円隆寺と同規模の土壇があります。巨大な礎石が完存するこの建築跡は、古来嘉祥寺跡として言い伝えられてきました。 嘉祥寺は『吾妻鏡』にある嘉勝寺に相当します。この堂跡は金堂円隆寺とほとんど同規模の上に、同規模同形式の廊が付属することからみて、金堂なみに高い地位であったことがわかります。慈 明治32年(1899年)、新しい本堂や庫裏を南大門の外側に建て、1921年(大正10年)には伊達一関藩・一関城の大手門を移し、山門とした。1922年(大正11年)10月12日に史跡に指定された。 毛越寺境内遺跡は、1954年(昭和29年)より5か年にわたって全面的に発掘調査がなされ、その規模や構造などの全容がほぼ解明されている 講堂跡】
基衡が建立したと言われ、『吾妻鏡』の文治5年9月17日条の平泉寺塔以下注文にも記されている建物です。 東西約83尺、南北約80尺のほぼ方形の土壇です。壇上には十数個の礎石があり、土壇中央部のやや北寄りには仏壇跡と思われる小高い土の隆起があります。 【金堂円隆寺跡】
基衡が万宝を尽くして建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来でした。 毛越寺の中心伽藍で、基壇は石造り壇上積です。経楼は、経文を納める建物です。金堂西廊の南端、鐘楼と対称の位置にありました。 鐘楼跡
金堂東廊の南端に連なる建物で、雨落溝が土壇をめぐり、その水は池に注ぐように造られています。 遣水
池の東北側にある遣水は、池に水を引き入れるためと造られたものです。 四神相応・吉相の順流であり、水路の流れに、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。毛越寺の遣水は平安時代の唯一の遺構で、全国的にも極めて珍しいものです この遣水を舞台に毎年新緑の頃に「 曲水の宴」が開催され、周囲の樹木とあいまって平安の雅な情景が作り出されます。 【常行堂】
現常行堂は、享保17年(1732)に仙台藩主伊達吉村公の武運長久を願って再建されました。 堂は宝形造りで須弥壇中央に本尊・宝冠の阿弥陀如来、両側に四菩薩、奥殿には秘仏としてあがめられている摩多羅神(またらじん)がまつられています 【常行堂・法華堂跡】 この建物は享保年間に建築されたものですが、創建以来同じ位置にあるものと考えられてきましたが、発掘調査によって常行堂跡が現行の常行堂の位置とは違うことが明らかになりました。 今、常行堂跡と呼ばれる遺跡は、法華堂跡土壇の南方約30尺にある土壇です 出島石組と池中立石

2025 4/21 岩手県西磐井郡平泉町 毛越寺
毛越寺(もうつうじ)は天台宗の寺院。境内は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」として国の特別史跡、庭園は「毛越寺庭園」として特別名勝に指定されている。2011年(平成23年)6月26日、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された

#平泉町#毛越寺#世界遺産

Write A Comment

Exit mobile version