JR西日本 山陽本線「宮島口駅」 戦前戦中までは日本海軍の艦艇停泊地があった柱島近海の艦艇へ連絡用の艦載艇が発着した 広島県廿日市市宮島口一丁目3-23 #広島県 #広島 #電車 #廿日市市 #宮島
宮島口駅(みやじまぐちえき)は、広島県廿日市市宮島口一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-R10。
2009年(平成21年)に分社化されるまで鉄道連絡船の駅として扱われていた、宮島連絡船の宮島口駅については宮島口フェリー乗り場を参照。
概要
広島シティネットワークエリア内にあり、ICOCAが利用可能(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
戦前戦中までは日本海軍の艦艇停泊地があった柱島近海の艦艇へ直接ランチ(連絡用の艦載艇)が発着したため、特急「富士」に代表される優等列車が停車していた。
JR西日本 山陽本線「宮島口駅」 戦前戦中までは日本海軍の艦艇停泊地があった柱島近海の艦艇へ連絡用の艦載艇が発着した 広島県廿日市市宮島口一丁目3-23 #広島県 #広島 #電車 #廿日市市 #宮島 20250928 @akibingo
宮島口駅
みやじまぐち
Miyajimaguchi
◄JR-R09 阿品 (1.7 km)(1.8 km) 前空 JR-R11►
左から宮島口駅、広電宮島口駅、宮島口フェリー乗り場
所在地 広島県廿日市市宮島口一丁目3-23
駅番号 JR-R10
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 ■山陽本線
キロ程 326.5 km(神戸起点)
電報略号 ミク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 4,504人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1897年(明治30年)9月25日
乗換 広電宮島口駅(広島電鉄宮島線)
宮島口フェリー乗り場
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
^ 1942年に宮島駅から改称。
戦後は、日本三景の一つでもある安芸の宮島の玄関口として一部の特急列車や急行列車が停車していた。山陽新幹線全通(1975年)を境に山陽本線の優等列車の運行形態は激変、夜行列車のみとなるも2005年(平成17年)3月に寝台特急「あさかぜ」が廃止されたのを最後に、現在はこの駅に定期で停車する特急・急行はない。
ただし、2017年(平成29年)6月17日に運行を開始した団体専用列車の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(山陽コース・上り)および「WEST EXPRESS 銀河」(山陽コース・下り)は停車する
歴史
年表
1897年(明治30年)9月25日:山陽鉄道 広島駅 – 徳山駅間の開通と同時に、宮島駅として開業[5]。旅客・貨物の取り扱いを開始。
1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線の所属となる。
1942年(昭和17年)4月1日:宮島口駅に改称。
1947年(昭和22年)12月5日:昭和天皇の戦後巡幸。大竹駅 – 宮島口駅間でお召し列車が運行。
1964年(昭和39年)9月11日:現在の駅舎が完成。
1974年(昭和49年)
6月1日:みどりの窓口の営業を開始。
10月1日:貨物の取り扱いを廃止。
1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
1986年(昭和61年)7月:改札口を西側に15m移動。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
1997年(平成9年)3月8日:宮島連絡船の往復乗船券券売機を設置(2017年の駅構内改修で撤去)。
2007年(平成19年)
6月14日:ICOCA対応の自動改札機を設置。
9月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2010年(平成22年)12月11日:エレベーターが設置され、使用を開始。
2016年(平成28年)4月1日:西広島駅から当駅に管理駅業務が移管される。
2017年(平成29年):「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始に伴い、駅構内を改修。
2019年(平成31年)
2月28日:みどりの窓口の営業を終了。
3月1日:みどりの券売機プラスの利用を開始。
2021年(令和3年)11月1日:管理駅から外れる。
鉄道唱歌
大和田建樹作詞の『鉄道唱歌』第二集では、当時の宮島駅(現・宮島口駅)が4番にもわたって歌われている。
19. 己斐の松原五日市 いつしか過ぎて厳島 鳥居を前に眺めやる 宮島駅につきにけり
20. 汽笛ならして客を待つ 汽船に乗れば十五分 早くもここぞ市杵島(いちきしま) 姫のまします宮どころ
21. 海にいでたる廻廊の 板に浮べてさす汐に うつる燈籠の火の影は 星か蛍か漁火(いさりび)か
22. 毛利元就この島に 城をかまえて君の敵 陶晴賢を誅せしは のこす武臣の鑑なり
駅構造
直営駅で単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎側1番線が単式ホーム、3・4番線が島式ホームであり、互いのホームは跨線橋で連絡している。2021年10月31日までは管理駅であった。また、駅スタンプが設置されている。
2010年(平成22年)12月11日にバリアフリー整備が完了し、ホームにエレベーターが設置された。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 R 山陽本線 下り 岩国・柳井方面
3・4 上り 広島・三原方面
付記事項
1番線が下り本線、3番線が上り本線、4番線が上り副本線である。かつては1・3番線の間にホームのない中線(2番線)があったが、2012年3月のダイヤ改正で撤去され、その後欠番となった。
上り電車は原則として3番線を使用する。4番線は、平日朝通勤時間帯に上り普通電車が緩急接続のため使用する他、一部列車が使用しており、かつては臨時快速列車「清盛マリンビュー」も使用していた。
また毎年8月11日前後に開催されていた宮島水中花火大会の開始前と終了後は当駅発着の臨時列車が設定されていたが、当駅には折り返し設備がないため、当駅止まりの下り臨時列車は1番線に到着し、乗客を降ろした後そのまま大野浦駅まで回送され、折り返したうえで再度上り臨時列車として運用される。
かつて優等列車の乗車目標として使われた、それらの列車の名称が上下線のホームに書かれている。
2008年(平成20年)5月29日から下り列車の停車位置を20m(1両分)前空駅寄りに変更。
駅舎概要
地平平屋方式
1964年(昭和39年)改築・落成
駅舎のデザインは大鳥居を模したものであり、国鉄時代は駅舎の色が朱色だったがJR西日本発足後、朱色から茶色に変更された。
駅舎コンコース内
改札口1箇所(2007年6月14日に自動改札機が設置された)
窓口
自動券売機8台(JR鉄道線専用・5台 みどりの券売機プラス・1台・連絡船専用…2台・JR鉄道線専用のうち1台はICOCAに対応している。)
待合所
コインロッカー
トイレ1箇所多目的便所付き
かつて駅のホームに、あなごめしの駅弁を販売する店舗があったが、現在は閉店。
その他、過去には駅そば屋(2008年ごろ閉店)、たこ焼き屋、キヨスクなどが存在した。
駅舎コンコース外
ヤマト運輸 宮島口駅ねこのてステーション預かり所(手荷物預かり所)
トイレ1箇所
駅舎前
セブン-イレブン おみやげ街道
駅弁
あなごめし弁当
駅前にある「うえの」が販売している。主な駅弁は下記の通り[14]。
あなごめし弁当
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