#木曽御嶽山 #活火山 #Ontake
2年前に、雨で登ることを見送った木曽御嶽山へ友人と訪れた。
前日から王滝村に宿泊し、田ノ原からゆったりと歩く。
田ノ原からの王滝口は、普寛行者に所縁が深く、中の湯からの黒沢口は、覚明行者に所縁が深い。
四大講祖と呼ばれるのは、覚明、普寛、一心、一山。
多くの講組織があり、行者や先達、霊神碑の数も膨大。多くの流派が集まってひとつの大きな御嶽信仰を形作っている。
王滝頂上から先は、噴気の臭い漂う火山の世界。2014年の噴火で被害の大きかった領域になる。
山頂剣ヶ峰の白川権現のブロンズ像は、噴石で首が飛んでしまったようだが、修復されている。
その背後、最高所の石像が太元神(たいげんしん)像で、現存する山頂石造物では最古の御嶽座生大権現。
御嶽山では、白装束の山伏スタイルで登る人も多く見かける。
くるみ沢の普寛堂では、朝夕に行者が法螺貝を吹いていた。
御嶽の山岳信仰に触れた山旅だった。
Music:「幾千万もの痕跡」 nir さん
HURT RECORD
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