京都【陽成天皇 神楽岡東陵】乳母の子を撲殺するなど、乱行で知られる天皇であり、退位の理由にもなった（2025年9月6日）
陽成天皇神楽岡東陵（ようぜいてんのうかぐらがおかのひがしののみささぎ）は、平安時代の第57代天皇である陽成天皇の陵墓です。現在の京都市左京区浄土寺真如町に位置し、真如堂の近くにあります。陵の形式は宮内庁によって八角丘と定められており、皇居の皇霊殿でも、陽成天皇の霊が他の歴代天皇・皇族とともに祀られています。
陽成天皇について
■即位と退位
陽成天皇は、第56代清和天皇の第一皇子で、9歳で即位しましたが、その後退位し、陽成院と称されました。
■逸話
乳母の子を撲殺するなど、乱行で知られる天皇であり、退位の理由にもなりました。
■歌人
『百人一首』にも選ばれており、彼の歌「つくばねの峰よりおつるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる」は有名です。
■陵墓について
八角丘の形をしており、陵上には松や樫などの木が植えられています。