ささら獅子舞(町指定無形民俗文化財)
松伏神社に古くから伝わる民俗芸能で、
正保3年(1646年)の「ささら獅子舞の免許状」(町指定有形文化財)と共に、
松伏神社に伝えられる民俗芸能です。
越谷市の「下間久里の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)の流れを汲みます。
埼玉県東部地区でよく見られる3頭立ちの獅子舞で、
獅子は大きいものから順に「太夫獅子」、「中獅子」、「小獅子(メスの獅子)」
と呼ばれ、一番大きな「太夫獅子」の頭の角の根元には小さな穴があり、
雨乞い祈願を行う際には、この穴に1滴の水を入れて舞うと伝わっています。
<ささら獅子舞のいわれ>
昔、洪水の時に、古利根川の上流から箱が流れ着き、
その箱の中に御幣と獅子頭が入っていたものを、外河原の人たちが拾い上げ、
八幡社に祀ったと言い伝えられています。
八幡社は、明治42年に香取神社に合祀され、名前を現在の松伏神社と改めました。
五穀豊穣と悪疫退散を目的に始まったこの「ささら獅子舞」は、
現在もささら獅子舞保存会により引き継がれ、
毎年7月には松伏神社、8月には宝珠院で上演されており、文化祭などにも出演しています。
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日本中に張り巡らされた用水路は、
40万㎞(地球10周分)ともいわれています。
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水路と水田文化研究所・日本用水路観光協会では、
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