今回は、奥州関門の名城とも謳われた、福島県白河市にある小峰城を散策してみました。
小峰城は日本100名城のひとつであり、また盛岡城・会津若松城とともに東北三名城のひとつにも数えられています。
城の歴史は、南北朝時代の興国・正平年間(1340~1369年)に、結城親朝がこの地に城を築いたのが始まりとされています。
その後、蒲生氏、上杉氏など会津藩の領地となり、蒲生秀行の時代には城下の整備も行われたと伝えられています。
そして江戸時代の寛永6年(1629年)には、丹羽長重が幕命を受けて城の大改修を行い、およそ3年の歳月を費やして、現在にまでその名残をとどめる近世城郭を完成させました。
寛政の改革で知られる松平定信をはじめ、7家21代の大名が居城しましたが、慶応4年(1868年)に戊辰戦争の白河口の戦いにより落城・焼失しました。
それから123年後の平成3年(1991年)に三重櫓が、平成6年(1994年)に前御門が、それぞれ江戸時代の絵図に基づき木造で忠実に復元され、白河市のシンボルとして親しまれています。
平成22年(2010年)には国指定の史跡にもなりました。
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