タウシュベツ橋梁とぬかびら温泉郷
以前タウ別川とシロ線という動画を公開し ましたがその際橋を間近で見た様子を紹介 していなかったため残念だというご意見を いただきました そこで今回は2025年5月に橋を訪れた 際の様子を納めた動画をご紹介いたします まずは帯広から三国峠経由のノース ライナーでムカビラ温泉橋に向かいます このバスはかつてシロ線が走っていた ルートに沿って進みます乗客は7人だけ でしたシロ線の配線後は現在では工作地や 牧装地となっておりA部ではその存在を 忍ぶことはほとんどできませんバスの車窓 には広大な戸価地平野が広がっています かつてシの車窓からも同じような光景が 広がっていたことでしょう シを立ったバスは緩やかなカーブを描き ながら峠道を登っていきますかつてのシ線 はこの坂を苦しげに歩むような速度で進ん でいましたそれに比べてバスは静かに そして軽やかに峠を超えていきますやがて 左手にシ線の移行であるアーチ鏡がいくつ も現れてきますしかしガードレールが邪魔 をしてバスの車窓からはあまりよく見る ことができませんでした前回訪れた際には 周辺を歩きましたがこの地域は熊の出没が 頻繁に報告されており散索の際は十分なが 求められます帯広から1時間31分後温泉 橋に到着しますここはかつてシのぬか駅が あった付近ですぬか温泉橋へは路線バスが 4本特急バスが1本のみ運行されています 鉄道で訪れたのは1986年8月のこと でしたこの駅から代行バスでとかち三又を 目指しましたその当時のぬ駅周辺のことは あまり覚えていませんしかし駅の後地に 上町鉄道資料館が作られシ線の資料が保存 されています千は1987年に廃止され ましたが末端のとか勝ち三又戸カ官は利用 客が少なく先に急となりバス代行となって いたことで知られていましたシロ線の実質 的な終点と言えるぬカビラは温泉街として 知られ現在ではダム子に沈んだ急のアーチ 教川橋梁お目当てに多くの人が訪れてい ます 23年に東鹿越駅で出会った旅人との会話 の中で進められた東大切ぬかびユース ホステルに宿泊しました1人旅の哲が3人 もいたことには驚きました宿泊の翌日 東大切自然館で自転車を借りカ温線を 目指しましたオロカ温線はまさに中のと 呼ぶにふさわしい4cmです北道から外れ て林動に入りしばらく進んだ山合に ひっそりと佇んでいます周囲には温泉以外 には何もなく携帯電話の電波も届かず Wi-Fiもありません食事の提供もなく 宿泊する場合は完全に自炊となります施設 には婚欲の温泉もありますがタオルの使用 は禁止されており女性には少し厳しいと 思いますワニが出たのでしょうか施設内に カメラやスマホの持ち込みは禁止されてい ます 国道に戻りますこの道は三国に峠を超えて 旭川に至る道路ですシ線も関北本線の上川 を目指していましたが当時の技術で三国に 峠を超えるのは難しかったと思います国道 沿いには豊か駅跡が整備されています またまでの路線は1978年にバス代行が 始まったことで実質的に廃止されました 粉雪のマウ11月にも訪れましたが新緑の 中に佇む液もまた神秘的でしたさて いよいよぬかびらダム建設によって沈んだ 急線のタウシ別側橋梁に向かいます水移が 下がると姿を表し水移が上がると水没する ため幻の橋と呼ばれ近年訪れる人が増え ましたただし橋の近くの林動は通行許可が 必要で訪問するにはNPO法人東大切自然 ガイドセンターのツアーに参加するのが 一般的でしたしかし2ヶ月先まで予約が いっぱいだったためユースホステルの ツアーに申し込むことにしました林道は旧 シロ線の線路跡を辿どって進みますタウ種 別側橋梁がこれほど注目されるようになっ たのは近年になってからのことですこの日 もクラブツーリズムの団体を含め多くの ツアー客が訪れていました配線後の先に ついに橋が姿を表しました急速に劣化が 進んでおり橋として連った姿を見られるの は今年が最後になるかもしれないと毎年の ように言われています川を超えて反対側へ 回りますここ数日で水量が増え橋はすでに 沈み始めていましたほんの1週間ほど前で あれば歩いて橋の根元までたどり着き 見上げることもできたようですこの代わり 東大切自然ガイドセンターの早朝ツアーに 参加した方の話では今朝はコ面に水鏡と なった橋が見えたそうです美しく幻想的な 写真も見せてもらいました私が訪れた時は 急に天候が悪化して風も吹き始め楽しみに していた水鏡は会えなく断念雨男パワー 炸裂ですシロ線にはコンクリート作りの 美しいアーチ鏡がいくつもありましたが タウシ別側橋梁はその中でも最大のもの ですしかし湖に沈んだり姿を表したりを 繰り返すうちに橋の劣化は進んでいます 真冬の氷血もその劣化に大きな影響を与え ているはずです間近で見るとあまりにもろ そうでとてもコンクリート作りには見え ませんこの橋を訪れるリピーターは今では とても多いのですが私が北海道を旅してい た頃にはほとんど注目されていませんでし た正直に言えばそんな現状に少し違和感を 覚えます再び道を通って町まで戻りますシ 線の廃線後は左手に分岐し林の中にわずか に地底のようなものが見えます新鮮に 切り替わってから25年後にその新鮮区間 も使われなくなりました時代の変化なので 仕方ありませんが無駄なことをしたのでは ないかと感じます そして急線の配線跡を横断して林動を出 ますここを探索したらクに襲われそうです ムカビラ温泉橋からの帰りは路線バスを 利用しましたセンターカーを借りれば楽に 移動できると思いましたがあえて公共交通 機関だけを使って旅定を組みましたバスの 旅もまた面白いと感じています鉄道と同様 に路線廃止が続いているのが気がかりです これで今回の動画は終わりですがこの動画 は過去にアップしたタウ別側橋梁とシロ線 の乗車記録の保管編として作成しました こちらもご覧いただけると嬉しいですご 視聴ありがとうございました
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前編である「タウシュベツ川橋梁と士幌線の乗車記録(代行バスを含む)」はこちら
以前公開した「タウシュベツ川橋梁と士幌線」という動画では、橋を間近で見た様子をご紹介できなかったため、残念だったというご意見をいただきました。
そこで今回は、2025年5月に橋を訪れた際の様子を収めた動画をご紹介いたします。
まず、帯広から「三国峠経由」のノースライナーに乗り、ぬかびら温泉郷を目指します。このバスは、かつて士幌線が走っていたルートに沿って運行されており、乗客はわずか7人でした。
士幌線の廃線跡は、現在では耕作地や牧草地へと姿を変え、平野部ではその痕跡をたどることは困難です。バスの車窓には、広大な十勝平野が広がっており、かつて士幌線の車窓からも同じような風景が望めたことでしょう。
上士幌を発ったバスは、ゆるやかなカーブを描きながら、峠道を登っていきます。かつての士幌線は、この坂を苦しげに、まるで歩くような速度で進んでいました。それに比べて、バスは静かに、そして軽やかに峠を越えていきます。
やがて、左手には士幌線の遺構であるアーチ橋がいくつも姿を現しますが、ガードレールが視界を遮り、バスの車窓からはその全容をとらえることができませんでした。
以前訪れた際には、この周辺を歩いたことがありますが、熊の出没が頻繁に報告されている地域ですので、散策には十分な注意が必要です。
帯広を発って1時間31分後、ぬかびら温泉郷に到着しました。ここは、かつて士幌線の糠平駅があったあたりです。現在、ぬかびら温泉郷へは、路線バスが1日4本、特急バスが1本のみ運行されています。
鉄道でここを訪れたのは、1986年8月のことでした。当時はこの駅から代行バスで十勝三股を目指しましたが、糠平駅周辺の記憶はあまり残っていません。しかし今では、駅跡地に「上士幌町鉄道資料館」が整備され、士幌線に関する資料が保存されています。
士幌線は1987年に全線が廃止されましたが、末端区間である糠平〜十勝三股間は、利用者の減少により先行して休止となり、代行バスによる運行が続けられていました。
実質的な終点ともいえる糠平は、温泉地として知られていますが、現在では、ダム湖に沈んだ旧線のアーチ橋「タウシュベツ川橋梁」を目的に、多くの人々が訪れる場所となっています。
2023年に東鹿越駅で出会った旅人との会話で勧められ、「東大雪ぬかびらユースホステル」に宿泊しました。そこでは、一人旅をする鉄道好きの女性、いわゆる“鉄子”が3人もいたことに驚かされました。
宿泊の翌日、東大雪自然館で自転車を借り、幌加温泉を目指します。
幌加温泉は、まさに「秘湯中の秘湯」と呼ぶにふさわしい温泉地です。国道から林道に入り、しばらく山あいを進んだ先にひっそりと佇んでいます。周囲には温泉以外には何もなく、携帯電話の電波も届かず、Wi-Fiもありません。食事の提供もなく、宿泊する場合は完全自炊となります。
施設には混浴の温泉もありますが、タオルの使用は禁止されており、女性には少々厳しい環境かもしれません。施設内ではカメラやスマートフォンの使用も禁止されています。
再び国道に戻ります。この道は三国峠を越えて旭川に至る道で、かつて士幌線も石北本線の上川を目指していました。ただし、当時の技術では三国峠越えは困難だったと思われます。
道沿いには幌加駅跡が整備されています。糠平〜十勝三股間は1978年にバス代行が始まり、実質的にはこの時点で廃止されたといえるでしょう。粉雪の舞う11月にも訪れたことがありますが、新緑に包まれた廃駅もまた、神秘的な佇まいを見せていました。
そしていよいよ、糠平ダム建設により湖底に沈んだ旧線の「タウシュベツ川橋梁」へと向かいます。
この橋は、水位が下がると姿を現し、水位が上がると水没するため、「幻の橋」とも呼ばれ、近年、多くの来訪者を集めています。
橋の近くの林道を通行するには許可が必要で、通常はNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターのツアーに参加することが一般的ですが、このときは2か月先まで予約が埋まっていたため、ユースホステル主催のツアーに参加しました。
林道は、旧士幌線の線路跡をなぞるように進みます。タウシュベツ川橋梁がここまで注目されるようになったのは、ごく最近のこと。この日も、クラブツーリズムの団体を含め、多くのツアー客が訪れていました。
やがて、廃線跡の先に橋が姿を現します。急速に劣化が進んでおり、「今年が最後になるかもしれない」という声が、毎年のように聞かれます。
橋の反対側へ回ると、ここ数日で水量が増したため、すでに橋は沈み始めていました。ほんの1週間前なら、橋の根元まで歩いてたどり着き、間近で見上げることができたようです。
代わりに、ひがし大雪自然ガイドセンターの早朝ツアーに参加された方の話では、その日の朝は湖面に橋が映り込む“水鏡”が見られたそうです。実際に見せてもらった写真は、非常に美しく幻想的でした。
私が訪れたときは急に天候が悪化し、風も吹き始めたため、楽しみにしていた水鏡の光景は叶いませんでした。雨男の本領発揮です。
士幌線には、美しいコンクリート製のアーチ橋が数多くありましたが、中でもタウシュベツ川橋梁は最大規模を誇ります。しかし、湖水に沈んだり姿を現したりを繰り返す中で、その劣化は年々進行しています。冬の氷結も劣化に大きな影響を与えているのでしょう。
間近で見ると、驚くほど脆く見え、とてもコンクリート製とは思えません。
今では多くのリピーターがこの橋を訪れていますが、私が北海道を旅していた頃には、ほとんど注目されていませんでした。正直に言えば、その変化に少し戸惑いを覚えることもあります。
再び林道を通って街へ戻ります。士幌線の廃線跡は左手に分岐し、林の中にわずかに築堤の跡が確認できます。新線に切り替えられてから25年後には、その新線区間も使われなくなりました。時代の流れとはいえ、少し無駄が多かったようにも思えてなりません。
そして、旧線の廃線跡を横切り、林道を抜けて帰路につきます。このあたりを深入りして探索しようものなら、熊と遭遇しかねません。
ぬかびら温泉郷からの帰りも、路線バスを利用しました。レンタカーを使えば移動は楽ですが、あえて公共交通機関だけで旅を組みました。バスの旅もまた、鉄道と同様に味わい深いものがあります。とはいえ、路線廃止が続いている現状には、やはり不安を感じざるを得ません。
これで今回の動画は終了となります。本作は、以前アップした「タウシュベツ川橋梁と士幌線の乗車記録」の補完編として制作したものです。そちらもぜひご覧いただければ幸いです。
ご視聴ありがとうございました。
ナレーション
音声読み上げソフト音読さん
動画編集
Lightworks
フリーBGM
花鳥風月
https://music-kachofugetsu.com/
シロツメクサ
LAST DAY
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補足写真
1986年8月13日撮影 士幌線帯広駅
1986年8月13日撮影 北平和駅
2023年11月12日撮影 上士幌町鉄道資料館
2023年11月12日撮影 糠平ダム
「日本の車窓・雨男の紀行文」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume
https://note.com/ideal_holly666
1 Comment
再訪問ご苦労様でした。旅情を感じました。ありがとうございます。