【布引の滝】兵庫県神戸市中央区。新神戸駅から歩いて5~15分。布引ハーブ園にも近い神戸随一の癒しスポット。「六甲の美味しい水」「KOBE WATER」の源泉を訪ねる旅*ひみこの旅記録*一期一会。

【布引の滝】兵庫県神戸市中央区。新神戸駅から歩いて5~15分。布引ハーブ園にも近い神戸随一の癒しスポット。「六甲の美味しい水」「KOBE WATER」の源泉を訪ねる旅*ひみこの旅記録*一期一会。

ひみこの旅Vlog みなさま ごきげんよう ひみこです 今回は新神戸駅の近くにある「布引の滝」へ行ってみ ましょう 兵庫県神戸市の「布引の滝」は「日本の滝百選」に選ばれていて 和歌山県の「那智の滝」 栃木県の「華厳の滝」と並んで 「日本三大神滝」の一つとされる名瀑なの 楽しみね♪ 新幹線が停まる新神戸駅の下には「生田川」という川が流れているの この生田川にかかる橋は、砂子橋(いさごばし)と呼ばれていて この橋が「布引の滝」への入り口になって いるのよ 砂子橋は明治30年頃に、導水管を渡すために建設 された石造アーチ橋なの 「砂子橋」を渡ると「砂子山」に登っていくの この砂子山は、神戸市中央区の 三宮駅近くに御鎮座している生田神社と関係が深いのよ 神戸で最も名の知れた式内社、名神大社の生田神社 皆様も参拝されたことがあるのではない かしら 御祭神は、稚日女尊さま 稚日女尊さまは、
伊勢神宮内宮にお祀りされる 天照大神の和魂 あるいは妹神と伝えられている、稚くみずみずしい日の女神様 「生田神社」の御由緒には、こう記されているの 当初は砂山(いさごやま)に鎮座していた 延暦18年(西暦799年)に洪水で布引の渓流が氾濫し、砂山西端が崩壊し 社殿が傾斜する被害が及んだため 生田村の刀禰七太夫なる者がご神体を背負い 7、8日間鎮座地を探し巡り 生田の森に至った時 突然背負ったご神体が重くなりこれ以上歩けなくなった これは ご神意であろうと、その場所に安置した 神功皇后、元年(西暦201年)三韓外征の 帰途 今の神戸港にて船が進まなくなったために神占を行ったところ 稚日女尊が現れ、「私は活田長峡国に居りたい」と申されたので 海上五十狭茅(うながみのいさち)という者を 神主として祀られた その砂山が、いま歩いている、この山なの 場所は神戸市中央区葺合町になるわ 「活田長峡」とは 下流の田を潤し、恵みを与え てくれる 布を引くような美しい姿をした「滝」のことなのではないかしら そこに居たいと留まられた稚日女尊さま 布引の滝は、稚日女尊さまの御神体ということね 「布引の滝」は1つの滝ではないの 雄滝(おんたき)43m・雌滝(めんたき)19m・夫婦滝(めおとだき)6m・鼓ヶ滝(つつみがだき)9mの4つの 滝の総称で、全長約200mになるのよ 最初に出会えるのが、こちらの雌滝(めんたき)です 19mの滝よ エメラルド色で、とっても綺麗ね うふふふ♪ ラブラドライトのような、モルフォ蝶の羽のような、 瑠璃色の地球のような、見事なグラデーション 滝も素敵だけれど、めんたきと鼓が滝の間にあるこちらの小沢は、 私の大好きな景色なの お天気の日に訪れてみてね きっと綺麗な碧い色に輝いてくれるわ 少し登っていくと鼓ヶ滝に出会えるわ この石が目印よ 目印が無いと、木々で覆われていて、ちょっと見つけにくいの 長さは9m 雌滝の半分くらいの長さね 勢いよく流れ落ちる水音が、鼓のように響き渡っているわ こちらが雄滝(おんたき)です 「布引の滝」といえば、こちらの最長43mの雄滝よ 美しくて迫力のある滝 水瓶のような丸い窪みも神秘的ね 雄滝から二手に分かれて流れ落ちるのは「夫婦滝」 6mよ 2つの滝は結びついて下流の 「鼓ヶ滝」「雌滝」へと流れていくの こちらの滝はぜひ実物を間近で見て いただきたいわ 映像では、伝わりきれない振動が、体に響いてくるの 滝の前のベンチに座って、眺めているだけで とても癒されるわ この日も、地元の方々のみならず、旅をしている外国の方もたくさん訪れていたわ 滝にも一連のストーリーがあって、面白いわ よね さらに登っていきましょう 砂子山は、いまはいろいろな樹木が見えるけれど、もともとは松の木が多く茂る山だったの 700年頃に、役小角がこの滝で修業をしていて 砂子山に滝勝寺(りゅうしょうじ)を建立したと伝わるの 時代とともに衰退していくのだけれど 810年頃になると 、空海が七堂伽藍の他 、多くの末寺を建てて再興しているわ 明治39年(1906年)になると、滝勝寺の跡地には川崎造船所(現川崎重工業)の創始者 川崎正蔵翁の寄進で臨済宗天龍寺派「徳光院」が建てられるの 御本尊は十一面観音菩薩さまよ
[音楽] 遊歩道を歩いていると、歌碑が建てられていることに気が付くでしょう 中世には、後鳥羽院が滝のそばで歌会を催すなどして、都人の滞在で栄えたそうなの 平安時代から江戸時代にかけて詠まれた、「布引三十六歌碑」として紹介されているわ 和歌の一部をご紹介していくわね 幾世とも 知られぬものは 白雲の 上より落つる 布引の滝(藤原 家隆) 久かたの 天津乙女の 夏衣 雲井にさらす 布引のたき(藤原 有家) ぬしなくて 晒せる布を 棚はたに 我こころとや けふはかさまし(橘 長盛) 雲かすみ たてぬきにして 山姫の 織りて晒せる 布引のたき(加藤枝直) くりかえし 見てこそ行かめ 山姫の とる手ひまなき 滝の白糸(鈴木重嶺) 布引の 滝のたきつ瀬 音にきく 山のいはほを 今日見つるかも(賀茂真淵) 別/分入し 生田の小野の 柄もここに くちしやはてむ 布曳の滝(賀茂季鷹) 布引の たきのしらいと うちはへて たれ山かせに かけてほすらむ(後鳥羽院) 蛍とふ あしやの浦の あまのたく 一夜もはれぬ 五月雨のそら(後鳥羽院) 主なしと 誰かいひけむ おりたちて きて見る人の 布引のたき(小沢蘆庵) たち縫はぬ 衣着し人も なきものを なに山姫の 衣晒すらむ (伊勢) 白雲と よそに見つれと 足曳の 山もととろに 落つる滝津瀬 (源 経信) こちらは「猿のかずら橋」 この橋を渡っていくと滝山城の跡に たどり着くわ 鎌倉時代のお城みたいよ さらに上流へ登っていくと、「五本松の隠れ滝」があるわ こちらは、わりと最近、平成19年6月に命名された新たな滝なの ここからさらに登っていくと布引貯水池が あって そこが満水になったら現れる幻のような隠れ滝なの ダムから生まれる滝だけれど、こちらもとても神秘的よね 布引貯水池は、「布引五本松ダム」とも呼ば れているの 日本最古のコンクリートダムとして国の重要文化財に指定されているのよ この布引渓流の水は、地下の花崗岩砂礫層(かこうがんされきそう)を 通って豊豊富なミネラル分を含んでいるの 世界の船乗りさんたちは、飲み水補給のために 神戸港に立ち寄って、この水を汲んでいってたそうよ 「赤道を越えても腐らないおいしい水」”KOBE WATER”として讃えられたの 六甲の美味しい水 その源泉となるのよ 水のある景色 瑞々しい日の光を受けて輝いているわ うふふふ♪ まるで鏡のようね ワカヒルメさまの光のように 美しい光景ね 新神戸駅から、布引の滝までは片道15分 さらに上流の、布引貯水池までは、ゆっくりペースで片道30分くらいかな 往復で1時間あれば見に 行けるの 生田神社の参拝と共に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね それでは、またね♪ 最後までご視聴していただき ありがとう ございました

ひみこの旅の記録・旅の備忘録。
★神戸の「布引の滝」は「日本の滝百選」「日本三大神滝」に選ばれている名瀑です。世界の船乗りさんから讃えられた「赤道を越えても腐らないおいしい水」”KOBE WATER”の源泉である「布引貯水池・五本松ダム」まで歩いて訪ねていきます。
★神戸の三宮駅近くに御鎮座する「生田神社(御祭神・稚日女尊)」の元があった砂子山から登っていきます。
★新幹線が停まる新神戸駅から歩いて15分。
神戸の旅の思い出に立ち寄ってみませんか。滝巡りと森林浴の清々しい癒しスポットです。気ままな女子旅・一人旅にもおススメです。
★滝を讃え、水の女神・瀬織津姫を感得してきた平安歌人たちの詠んだ歌碑にも出会えます。

こちらは「古代史考証 歴史家 佐藤洋太」のサブチャンネルです。
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◆メインチャンネル
「古代史考証 歴史家 佐藤洋太」はこちら。↓
https://www.youtube.com/@kodaishikoushou
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☆簡単に自己紹介☆

こんにちは「ひみこ」です☆
歴史家・佐藤洋太著
『かぐや姫と浦島太郎の血脈 ヤマトタケル尊と応神天皇の世紀』の表紙から飛び出して、
洋太先生とともに古代史上で重要となる場所を訪れながらYouTubeでご紹介しています。

このサブチャンネルでは
メインチャンネルにも登場していながら深く語れなかった場所や、
気になったスポットなどをピックアップして、ご紹介していきたいと思っています。

歴史や古代史のお勉強の息抜きに
気ままに眺めて楽しんで頂けたらとっても嬉しいです♪

どうぞよろしくお願いいたします。

#滝 #稚日女尊 #瀬織津姫

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