岡山市・下足守にある。
国指定の文化財である。足守八幡神社の南にのびる参道の先端に花崗岩製で柱の下部に控柱を取り付けた両部鳥居があります。
最大高405cm、基部における柱の心々間は343cmを測る。笠木は断面五角形、左右の端は真反りをみせ、両端を垂直に切っている。向かって右の本柱には「大工沙弥妙阿 康安元年(1361)辛丑十月二日願主神主 賀陽重人 祝師僧頼澄」の銘文がある。
なお、石大工妙阿は鼓神社宝塔も造っている。
葦守八幡宮は代々の守、介や武将からも崇められたが、中でも豊臣秀頼は慶長12年奉行小出大和守をもって神鏡一面を奉納され、豊臣家再興を祈願している。
平安時代末期の嘉応元年(1169)につくられた足守荘園図には庄の中央から少し北寄りの現葦守八幡宮の地に、八満山と八幡宮の文字が見え、社と鳥居が図示され鎮守の神として庄の信仰の中心になっていた当時の様子がうかがえる。
慶長年中従三位木下家定がこの地に移封後約250年間は同家累代藩主の産土神として、また領内総鎮守として、格別尊崇され、社殿の修理、祭典その他の費用に至るまで寄進された。
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