静岡県磐田市の南西部、掛塚の「掛塚まつり(貴船神社例大祭)」です。
天竜川河口に位置する掛塚は天竜川舟運の終点として、また大坂と江戸を結ぶ廻船の中継地として大きく栄えた時代がありました。鎮守の貴船神社は治水と航海安全の神様として崇められ、船舶・廻船業と深い関わりがみられる祭礼です。(一般の方が直接見ることはできませんが、神輿の中には船(フタナリ船と呼ばれる大型和船を模したもの)が納められている)
映像は本祭で、神社に神輿が到着する(着輿)の場面から始まります。掛塚地区では昭和30年(1955)に天竜川に現行の掛塚橋が架橋されましたが、それと同時に国道150号が集落を東西に横断するかたちとなり集落が南北に分断されました。以降、祭礼では供奉する山車は神社まで戻らず、参道南側で解散することが大半となっていました。今回、かつてのように神社に戻るかたちが予定されていましたが、当日の諸事情により一部の山車だけが神社に戻るという異例の段取りとなっています。
着輿 1:35
夜支度 8:43
蟹町出発 11:32
宮入り 20:04
屋台解散(曳き別れ) 32:22
屋台蔵格納(砂町) 43:58
おうつし・手打ち式 53:33