湯来温泉(ゆきおんせん)  広島市佐伯区湯来町大字多田2667  1000年を超える歴史を誇る広島の名湯   #広島 #広島市 #温泉 #旅行 #観光

湯来温泉(ゆきおんせん)  広島市佐伯区湯来町大字多田2667  1000年を超える歴史を誇る広島の名湯   #広島 #広島市 #温泉 #旅行 #観光

湯来温泉(ゆきおんせん)  広島市佐伯区湯来町大字多田2667  1000年を超える歴史を誇る広島の名湯   #広島 #広島市 #温泉 #旅行 #観光  20241119 @akibingo

湯来温泉(ゆきおんせん)は、広島県広島市佐伯区湯来町大字多田(旧国安芸国)にある温泉。近くの湯の山温泉とともに、湯来・湯の山温泉とも称される。

泉質
単純弱放射能温泉
源泉温度29.8℃。
温泉街
打尾谷川沿いに温泉街が広がる。国民宿舎「湯来ロッジ」のほか、旅館が1軒存在する。「広島の奥座敷」といわれている。かつて共同浴場が存在したが、2000年に閉鎖。しかし、2019年に貸切の露天風呂としてリニューアルされている。湯の温度は低く、浴用に加熱している。温泉街のある湯来町の名物は山ふぐというコンニャク料理で、温泉街の旅館でも楽しむことが出来る。

歴史
開湯は1500年前(大同年間)とされる。開湯伝説によれば、白鷺が傷を癒しているところを発見したとされる。白鷺にまつわる開湯伝説がある温泉地は、他にも下呂温泉、湯田川温泉、下田温泉、湯郷温泉などがある。慶長年間(1596年 – 1615年)には、芸陽唯一の温泉場として賑わった。江戸期には、「多田村温泉」とも呼ばれた。

1950年、開発により「温泉開き」が行われ、「広島湯来温泉」と命名される。
1955年7月4日、国民保養温泉地に指定。
1972年7月29日、湯の山温泉が追加指定され、「湯来・湯の山温泉」として国民保養温泉地に指定。
1991年7月18日、「湯来・湯の山温泉」が国民保健温泉地に指定。
2009年11月、広島市国民宿舎「湯来ロッジ」がリニューアルオープン。湯来町の体験型観光の拠点として、「湯来交流体験センター」が併設オープン。
2019年12月、かつての共同浴場が、「湯来温泉湯元貸切露天風呂 誠の桧湯」として、19年ぶりに復活。
市有施設
国民宿舎「湯来ロッジ」
国民宿舎「湯来ロッジ」では、湯来温泉のほか多田字湯来(単純弱放射能温泉、湧出量1,000L/分)の源泉も利用している。

湯来交流体験センター
国民宿舎「湯来ロッジ」に隣接する「湯来交流体験センター」では、BBQやキャンプ、テントサウナ、こんにゃく作り、クラフトなど、多様な体験が可能。また、シャワークライミングやトレッキングなどの体験プログラムもここから出発する。

エピソード
村下孝蔵のデビュー曲「月あかり」(1980年)のモデルとなった。
湯来温泉では、かつて「湯来温泉三湯めぐり」ができる「入湯手形」が販売されていた。

今世に残された、
湯の来る里。
中国山地の山峡に湧出する名湯で、広島の奥座敷とも呼ばれる湯来温泉。1500年前に、渓流のほとりで傷ついた白鷺が傷を癒しているところを村人が見て、源泉を発見したと伝えられています。慶長年間(1596年~1615年)には芸陽唯一の温泉場として賑わいました。古来より”湯の来る里”と呼ばれ、昭和25年(1950年)には新たな開発により温泉開きが行われて「広島湯来温泉」と命名されました。全国でも屈指のラドン含有量を誇り、泉質は単純弱放射能温泉です。

「広島の奥座敷」と呼ばれる湯来温泉の歴史は、さかのぼること約1500年、湯の山温泉の歴史は約1200年と言われています。白鷺が湯に浸かり、傷を癒しているところを発見したことが湯来温泉の歴史の始まりといわれています。湯来温泉から車で約10分の所にある湯の山温泉は、江戸時代に広島藩主の湯治場として栄えた由緒ある温泉です。湯来温泉及び湯の山温泉は、広島市北西部の佐伯区湯来町に位置しており、町の中心部を貫流する太田川水系(一級河川)水内川等が深い谷を刻んだ、閑静で豊かな自然に包まれています。 地質は花崗岩を主とし、水内川沿いの湯の山断層線に沿って、花崗岩の深い割れ目から温泉が湧き出しています。 昭和30年に湯来温泉が、昭和47年に湯の山温泉が国民保養温泉地に指定されました。また、 1991年7月には、両温泉の効能と自然環境が認められ、「湯来・湯の山温泉」として環境庁の「国民保健温泉地」に指定されています。

日本の原風景に出会う。

湯来温泉は、この絵のように、江戸時代、広島藩を治めた浅野氏お抱えの絵師、岡岷山(おかみんざん)による「都志見往来日記・同諸勝図(1797年)」にも描かれています。当時は右上のように、多田村温泉と呼ばれていたことがわかります。湯来温泉は1950年に現在の形で開発されましたが、この赤丸の場所は、1989年に共同の露天風呂として整備され、2000年に閉鎖されたものの、2019年に、湯来温泉湯元貸切露天風呂「誠の桧湯」として、再復活します。古くからの歴史を今でも感じられる、温泉です。

息が吹き込まれた場所。

江戸時代に広島藩主浅野氏の湯治場として栄えた湯の山温泉ですが、湯屋を含む本殿などの「湯の山明神社」は国の重要有形民俗文化財に指定されています。湯の山には古くから鉱泉の湧出があり、寛延年間(1748~1750)以来、藩主の入湯もあって湯の山明神の霊験の湯として知られていました。現在は旧湯坪の崖下に共同浴場(湯の山温泉館)を新設して使用しています。その上段には旧来の湯坪があり、湯屋の板壁には入湯者の墨書の数々が残されているなど、当時の姿や医療とそれにまつわる信仰の様相を伝えています。

近年は旅館の廃業が進んでおり、温泉地の再生も一つの大きな課題となっています。これからも、湯治場としての歴史や文化、風土を大切にしながら、周囲の自然と調和し、 保養・休養・療養の場としての雰囲気を残した特色ある温泉地を目指していきます。

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