緊急事態宣言による影響で、なかなか旅行して美味しいものを味わうことができない人たちに旅行気分、美味しい地元グルメを楽しんでもらいたいと、新温泉町でこんなステキなイベントが開かれました。
「みなさんこんにちは。地域おこし協力隊の松岡と申します。本日はオンラインツアーにご参加いただき、ありがとうございます」
「私は今、浜坂駅からお送りしています」
「1911年、明治44年に開業した山陰本線の駅です」
2月7日に開かれた、新温泉町の魅力を伝えるツアー。
誰も参加していないように見えますが…。
実は、参加者はカメラの向こう側、全国から32組の方が参加したオンラインツアーです。
新温泉町の特産をPRするとともに、コロナ禍が終わった後の観光客の呼び込みを目的に、新温泉町役場の「おんせん天国室」が企画しました。
「コロナが拡大して、観光にしても物産にしても、お客さん来ていただこうとかものを売ろうと思っても、手も足も出ない状態なんです。その中でもできたら、今でもできることを何かやってみようということで」
「わかりますかしら。これが、ここらあたりが鳥取県の大山になるんですけど」
地元の皆さんが協力して、カメラを通して新温泉町の美しい自然や新鮮な地元グルメなどをアピール。
実際に新温泉町を旅行したような体験を、オンラインながらも得ることができます。
「今日おすすめなのはこちらのカニですね。これ姿はマツバガニによく似ているんですけれども、二月限定の旬のワカマツバガニになっております。お値段こちらみてくださん。3000円ポッキリになっております」
「お客さんから渡辺水産行ったことありますというコメントありました」
「ありがとうございます!今ちょっとコロナでなかなかお客さんきていただけないですけど、元気に営業やっていますのでね、また浜坂の渡辺水産きてくださいね!」
このオンラインツアー。ただ観光気分を楽しめるだけではありません。
実は、ここからがメインイベントです。
「じゃあ丼の方作っていきますので、よろしいですか?」
「甘エビの方からね、とりあえず皮の剥き方だけ説明していきますので」
「先ほどお子さんが早く食べたいですというコメントもありましたが」
「頑張って早く剥きます。作ります」
メインイベントは、実際に自宅で作ることができる新温泉町の海の幸を集めた海鮮丼!
参加者の自宅に事前に届けられた新鮮な食材を使って、専門家の指導の下、一緒に海鮮丼を作っていきます。
「頭を外して尻尾を上に持って、片面から剥きます。片面から。片面からずっと片面を向いて、向いてくるっと回してひっくり返すと身だけになります」
「卵はどうしたらいいですかと質問が来ています」
「卵はね、これはこのまま丼の上に載せてもいいですし、嫌いな人はそのままポイしてもらってもいいです」
「ニシンは皮目、皮を銀色に付いている部分を上にして、必ず頭の方から尻尾に向かって切りますので」
その名も、「浜坂産冬の日本海オリジナル海鮮丼」。
甘エビや刺身用のハタハタのフィレ、セコガニなど、新温泉町浜坂の自慢の魚介が詰まった逸品です。
ウニしゃぶ NA また、ウニの出汁で味わう甘えびのウニしゃぶなど、盛りだくさん。
新型コロナ禍で実際に足を運べなくても、参加者は大満足の様子でした。
「もともと料理も好きなので、美味しいもの、新鮮なものを冷凍でパックされて来ましたので、美味しくいただきました」
「あとは温泉に浸かれればいうことはないんですけれども。景色を見るだけでもただ単なるお取り寄せとは違うなということに、今回は本当によかったと思っています」
「美味しかったですね。ハタハタの刺身はなかなか食べられない。貴重な感じかなと思っています」
「面白いと思います。もっと全国にこれが広がれば、もっといろんなことができるんじゃないかなと思います」
「新温泉町にお越しいただいて、実際に海鮮丼食べていただいても、こんなに食べ物の素性とか作っていただいている方の思いとかが伝わる形で食べていただくことって難しいと思うんですよね。それがオンラインを使うことで、逆に食べ物のこ
だわりとか値打ちとか、浜坂の自然も含めて事前にきっちりお知らせした上で食べていただけるというのは、より美味しく感じると思いますし、本当にうちの街のファンになっていただけるような、そんな強いつながりというか、コアなファンという
か、そういった方ができたらいいなと思っています」
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