この作品は、福島県南会津郡檜枝岐村の「竜の門の滝」と「モーカケの滝」を紹介するものです。
以下、拙著「ビデオ撮影日記より ふくしまの水辺百選 ~中高年齢者が気軽に楽しめる福島県の滝・渓谷案内~」から抜粋で説明します。「・・・・・つづいて、檜枝岐村にある、竜ノ門の滝とモーカケの滝をご案内する。
まず、竜ノ門(たつのもん)の滝である。この滝も大きく二つに分かれており、総体的には五〇㍍弱の落差を誇る。先の日暮滝と違い夏場でも全体を見ることができるのだが、この滝は、谷が深いところに位置し、滝壺まで降りることができないため、二,三百㍍離れだ展望台からの撮影となる。したがって、ビデオの場合は音を拾うのに苦労する。滝の音より野鳥の鳴き声の方が大きいほどだ。
道程は、伊南村から国道三五二号線を檜枝岐村に入り、檜枝岐温泉スキー場をすぎるとすぐ、檜枝岐川にかかる橋をわたることになるが、この橋の手前袂から右に入る坂道がある。到着まで一〇分程度かかるが、この林道の突き当たりが駐車場になっており、一〇台以上とめられるスペースがあるので安心だ。
ただし、ここからが大変だ。遊歩道が造られてはいるが、途中は急流にかかる木橋があったり、悪路があったりで、はたまた道程の三分の二は非常に急峻な坂道である。これまで、多くの滝をご紹介してきたが、この滝の撮影が、小生の経験上最もきつかった。
次に紹介するのが、同じく檜枝岐にあるモーカケの滝である。この滝は、先の竜ノ門の滝とは一味違って女性的な雰囲気の滝である。元々の命名が、平安時代の女性の装束から由来すると言うものうなずける。水量が多いときはどうなのか知らないが、一般的には水量が一番多い季節である六月の下旬でも落水は薄い布のごとくである。
この滝も谷が深く滝壷までは降りられないが、かなりのスペースの駐車場と立派な展望台が整備されており、駐車場からは平坦な遊歩道を数分で展望台に着けるなど気軽に行ける滝である。
所在地は、国道三五二号線を尾瀬ヶ原の方向に向かい、檜枝岐村の中心部を通過し「七入」地区から数㎞で駐車場に着く。左手に大きな看板があるのでわかりやすい。・・・・・・」
この映像は、平成16年6月に撮影した素材を使用して編集しております。
なお、小生の「福島の滝、一本桜、祭り、自然風景」などを紹介しているメイン・チャンネルがありますので、こちらもどうぞ:http://youtu.be/Yz25uWA1jtg