血液を提供したことがあるダクタリ動物病院京都医療センターの森尚志院長の飼い犬「チョコちゃん」=同センター提供
家族の一員の愛する犬が、事故や手術で大量の血を失ったら――。輸血による救命を飼い主が願う一方で、医療現場は日々、血液の確保に苦戦。病院が独自に運営するバンクでも不足は解消できない。切り札として、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から赤血球を作り出す研究も始まっている。
犬の血液は、人のように全国的な供給の仕組みがなく、病院ごとに確保する必要がある。ダクタリ動物病院京都医療センター(京都市)の森尚志院長によると、以前は輸血用の犬を飼う獣医師が多かったが、倫理的な観点から現在は難しい。
同センターが運営する「ダクタリ輸血バンク」では、保存用の血液を定期的に採取し、必要があれば緊急で駆けつけて献血するドナー犬を登録している。だが、森さんは「血液は足りていない」と断言する。
Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。1ステップで今すぐ登録する

WACOCA: People, Life, Style.