海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイで動物保護をしているJai Dog RescueさんのInstagramアカウント@jaidogrescueの投稿。

リゾート地で保護されたものの、体調が急変した犬が保護団体に救助され、見違えるように回復した姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で460回再生、約35件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. リゾート地に迷い込んだ犬「カノムタイ」

鼻から大量の出血が見られたカノムタイ1/2

鼻から大量の出血が見られたカノムタイ

出所:@jaidogrescue

海外のSNSで、リゾート地に迷い込んだ犬の救出劇が話題を呼んでいます。犬の名前は「カノムタイ」。

タイ中部ナコンナヨック県のとあるリゾートに迷い込んだカノムタイは、リゾートのオーナーに保護され里親探しをしていました。

しかしある日、カノムタイは鼻から大量に出血を起こしてしまったのです。

オーナーは保護団体へ連絡して、すぐに病院へ搬送されました。

回復し、穏やかな様子を見せるカノムタイ2/2

回復し、穏やかな様子を見せるカノムタイ

出所:@jaidogrescue

迅速な治療の結果、カノムタイは見違えるように回復。現在は、保護してくれたオーナーのもとで今も里親探しをしています。

ネット上ではカノムタイの回復を喜ぶ声も多数集まっていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

穏やかに里親探しをしていたはずのカノムタイに起きた、突然の大量出血。オーナーがすぐ異変に気づけたのは、日頃から様子をよく見ていたからこそだと思います。

犬の鼻や口からの出血は、異物が鼻に詰まったことによる粘膜の損傷、腫瘍、歯周病の悪化、血液凝固異常など、さまざまな原因が考えられます。原因によっては命に関わることもあるため、素人判断は禁物です。少量でも出血が続く、または大量に出血した場合は、様子を見ずにすぐ動物病院へ連れて行ってください。出血の色や量、他の症状の有無をメモしておくと、獣医師への説明もスムーズになります。

つい焦ってしまいますが、無理に血を止めようとしたり、身体を動かすと状況が悪化する可能性も。安静を保ちながら搬送することが大切です。

オーナーがすぐに保護団体へ連絡したことで、カノムタイは命の危機を乗り越えられました。迅速な対応が生んだ結果だと思います。彼が早く、新しい家族と出会えますように。

3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。

ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

参考資料

森川 ちづる

著者

森川 ちづる

関西在住。国立医療機関での知財業務、動物病院勤務を経て、生活に役立つ情報を発信したいという思いからライター活動をスタート。愛玩動物看護師の資格を持つ。

現在は健康・医療から終活まで、日常に根ざしたライフスタイル分野を中心に執筆活動を行っている。遺品整理・終活関連では複数の企業コラムを5年にわたり担当。専門的な内容も生活者の目線でわかりやすく届けることを執筆の軸とし、読者が「知ってよかった」と感じられる実用的な記事づくりを目指している。

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