海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているElenaさんのInstagramアカウント@lets.rescue.dogsの投稿。

保護されたのは、殺処分予定日にダウニー動物保護施設で見つかった盲目の犬「ピコッソ」。その夜のうちに施設を出て一時里親のもとに移ったものの、体に触れられた際の反応の強さから里親先はすぐに手放され、以来投稿者のもとで暮らしているといいます。

執筆時点で1万8000回再生、約1473件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部

投稿でひときわ印象に残るのは、殺処分予定だったまさにその日に救い出された盲目の犬「ピコッソ」の物語です。保護後に得た一時里親先も、体に触れられることへの強い反応からすぐに手放されてしまい、以来投稿者のもとで暮らしているといいます。投稿者は、ピコッソが決して「気難しい犬」ではなく、境界線を尊重してもらえれば自分から甘えてくるようになると強調し、根気強く向き合ってくれる里親・フォスターを探し続けています。猫や他の犬とも仲良くできるという穏やかな一面も紹介されており、多くのフォロワーの心をつかんでいます。

1. 【殺処分予定日に保護された犬】盲目のピコッソが味わった過酷な現実

投稿によると、ミニチュアピンシャーのピコッソは、殺処分が予定されていたその日、ダウニー動物保護施設の小さなケージの中で盲目のまま怯えて歩き回っているところを投稿者に見つけられたといいます。

残された時間はわずかだったことから、その場で救出計画が立てられ、その夜のうちに施設を出て安全な一時里親宅へ移ることができたと紹介されています。

しかし、体に触れられたり抱えられたりした際に強く反応することが分かると、ピコッソはほどなくしてその里親先を失ってしまいます。

以来、投稿者のもとで暮らし続けているとのことです。

投稿者の自宅は本来、危険な状況にある犬たちを一時的に受け入れ、長期的な行き先が見つかるまで保護するための場所だといいますが、ピコッソが長期間その枠を占めていることで、命の危機にある他の犬を受け入れる余地がなくなっている、と投稿では説明されています。

2. 【新しい家族を待つ犬】ピコッソが見せる本当の姿と特別な里親探し

投稿者は、ピコッソについて「境界線を一貫して尊重しさえすれば、決して手のかかる犬ではない」と紹介しています。

動画で見られるように、彼が自分から人に甘えてくるようになるまでの関わり方については「一冊の手引書が書けるほどだ」といい、必要なのはただ、彼にきちんとチャンスを与えようとする一人の人だと綴られています。

里親になる人が一人で抱え込むことのないよう、毎日のサポートを約束するとも伝えています。

また、ピコッソは猫が大好きなようですが、他の犬たちともとても仲良くできるとのこと。

呼べば簡単に外や中へ移動でき、数時間もあれば新しい家の間取りを覚えてしまうそうです。

年齢は8歳、体重は8ポンド(約3.6kg)と紹介されています。投稿では、彼の物語を広めて里親または一時的な里親を見つけるためにコミュニティの力が必要だとし、これまで簡単な道のりではなかったことも明かされています。

ふさわしい応募者であれば州外への輸送も検討するとした上で、プロフィール欄にリンクされた里親申込フォームからの応募を呼びかけています。

コメント欄では


「この子が大好き。盲目や聴覚障害、三本脚、発作のある子と暮らすのは初めてじゃない。みんなありのままで完璧な存在」
「たくさんの愛とおやつ、そして特別なニーズを持つ犬への深い理解と忍耐を持ったご家庭に出会えますように」

など、ピコッソを応援する声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部

今回のピコッソの投稿を通して、「気難しい」「意地悪」といった第一印象だけで犬の性格を決めつけてしまうことの怖さを改めて感じました。盲目で不安を抱えたピコッソが体に触れられた際に強く反応してしまうのも、決して攻撃的な性格そのものではなく、見えない世界に対する不安の表れなのかもしれないと感じました。境界線を尊重し、根気強く関わり続けることで、彼が自分から甘えてくるようになったという変化には多くの学びがあるように思います。もし視覚や聴覚に障害のある犬、あるいは扱いに配慮が必要な犬と暮らすことを考えている方がいれば、まずは保護団体やトレーナーなど専門家に相談し、その子のペースに合わせた接し方を教えてもらうことをおすすめします。そして何より伝えたいのは、「この犬が自分に何をしてくれるか」ではなく「自分がこの犬に何をしてあげられるか」という視点を持つ人を、ピコッソのような特別なニーズを持つ動物たちは待っているということです。この記事が、そうした一頭との出会いを考えるきっかけになれば嬉しく思います。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。


(中略)


もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「もっと早く助けたかった」安楽死を望まれていた老犬、渾身の闘病生活にSNSで感動の声

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5.2 【愛はまるで魔法のよう】顔の傷から感染症を患った子犬 奇跡の回復にグッときてしまう

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5.3 「完全に心を閉ざしていた」保護犬コットン わずか数時間で見せた「奇跡の回復」に反響

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完全に心を閉ざしていた保護犬コットンがわずか数時間で見違える回復を見せる様子がInstagramのアカウント@compassionwithoutbordersで話題を集めています。愛らしい姿を取り戻した奇跡に絶賛の声が続々。本記事では心温まる保護劇や現在の様子、さらにペットフード協会の調査による犬の平均生涯費用を詳しく解説。動物保護活動に関心がある方や保護犬を家族に迎える準備について知りたい方必読の記事です。

参考資料

著者

LIMO アニマル・ストーリー部

株式会社モニクルリサーチ

困難な状況から救い出された動物たちの『奇跡の物語』や、種を超えた『絆のエピソード』を中心に、世界中の動物ニュースをお届けしています。

単なるハプニング・衝撃映像としてではなく、ひとつの大切な命が幸せをつかむまでの過程(ビフォーアフター)や、保護活動に携わる人々の想いに焦点を当てて紹介。読んだ後に温かい気持ちになれる、希望のストーリーを厳選して発信します。(最終更新日:2026/02/20)

※海外の動物保護団体や信頼できる情報を基に執筆しています。

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