
Shutterstock ※画像はイメージです
アメリカの飛行場に現れたある乗客の姿が、ネット上で物議を醸している。彼の頭の上には、一匹の猫が悠然と鎮座していたのだ。この乗客と猫の動画は瞬く間にSNSで拡散され、大きな反響を呼んでいる。
猫耳ヘッドフォンの上に本物の猫
猫を頭に載せた乗客が目撃されたのは、米フロリダ州タンパ国際空港のターミナルだ。SNSで拡散された動画には、猫耳のついたヘッドフォンを装着した男性が、その上にさらに白地に黒いぶち模様の猫を乗せて、搭乗ゲート付近で搭乗券を受け取る様子が映っている。周囲の旅行者たちが唖然とした表情で見守る中、男性は動じることなく、時折猫のポジションを直しながら平然とターミナルを歩いて行く。
驚くべきは、この猫の落ち着きぶりだろう。空港特有の騒音や人混みの中でも、猫は全く怖がる様子を見せず、飼い主の頭上でリラックスして散歩を楽しんでいるように見える。動画へのコメントにも、「なんて大人しい猫」「まるで帽子みたい」と、多くの人々が猫のおとなしさに驚いていた。
動画の拡散で、この男性の身元も判明した。男性はジョージア州アトランタ在住のジェレミー・スミスさんで、頭の上の猫の名前はウィスカー。地元では「ベルトライン・キャット・ガイ(Beltline Cat Guy)」として知られる有名人だという。ジェレミーさんはウィスカーを肩に乗せて街をサイクリングするのが趣味で、その姿を見た人々が笑顔になることに生きがいを感じているそうだ。
ペットと一緒に飛行機に乗る問題点
今回の動画は微笑ましい一方で、空港でのペット同伴ルールについての議論も呼んでいる。動物の機内持ち込みはトラブルも多く、ペットが逃走したり暴れたりして運航に支障を来した例もあり、受け入れを制限している航空会社も多い。日本のほとんどの航空会社は動物(身体障害者補助犬を除く)の機内持ち込みを認めていない。
しかし、多くの米国内線では、条件付きではあるが猫や小型犬の機内持ち込みが認められている。大抵は専用のソフトキャリーに入れ、前の座席の下に配置することになる。セキュリティチェックを通る際はペットをキャリーから出す必要があるが、多くの猫はパニックになりやすいため、しっかり抱きしめるか、別室での検査を依頼することが推奨されている。
ウィスカーのような猫にとっては、空港や飛行機の機内でさえも日常の延長線上に過ぎないのかもしれない。しかし、動画には自分の保安検査で暴れてケガをしたなど、苦い経験をした人々のコメントも寄せられている。ペットとの空の旅は、飼い主が思うほど簡単なものではないようだ。実際に機内に搭乗した事実は確認されておらず、真相は雲の上だ。
—fadeinPager—
WACOCA: People, Life, Style.