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猫を愛してやまない皆さんの悩みを解消したい!
災害時に愛猫と共に同行避難を!!
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ご挨拶とクラウドファンディング挑戦への思い
皆様、はじめまして。
東京都在住の髙橋洋子と申します。
現在は三人の息子と《海彦、山彦》という兄弟猫、昨年保護した《デミオ》の母でもあります。
現在は、株式会社place for(プレイスフォー)という会社を立ち上げました。
これまで仕事や保護猫のボランティアでは様々な経験はしてきましたが、
愛猫を通してまさか商品開発の様な事業に関わることになるとは夢にも思っていませんでした。
海外渡航の際に経験した愛猫の輸送の大変さは、今思い出しても胸が痛むほどです。
あの時の想いを猫達にさせたくない気持ちがこの製品を生み出しました。
臆病すぎて捕獲の難しい子達を怖がらせずに捕獲したい。
ありそうで無かった『猫』の捕獲ネットを4年の歳月をかけて開発しました!
(ネットのサイズは共に54cm✕85cm)
普段使っている洗濯ネットを多機能型にしていざという時にはなんと!
『捕獲網』 にもなるという優れもの。
そして、「ネット生地のみ(黒)」と猫の爪や牙が貫通しにくい「厚手グレー」のネットからなる2種類の袋は、同じファスナーを使用することで連結が可能。
例えば爪切りは「厚手グレーネット」を使い、シャンプーは「黒ネット」を使うなど
ネットを使い分けたい際にこの2種類のネット同士を連結させて猫を移動できます。
これで脱走させることなく袋間で猫を移すことができます。
これまで数多くの猫を保護してきた経験を持つ北海道のNPO団体《猫と人を繋ぐツキネコ北海道》が監修。
猫の保護に特化したフレームの形状・柄の長さ・サイズを考案したものを《株式会社ミツル》が制作してくださりました。
このコラボで国産フレームが完成しようやく納得のいく商品が仕上がったのです!
その名も、『にゃっちnet』
にゃっちnetは、
「NPO法人ツキネコ北海道」×「株式会社ミツル」のコラボで<国産フレーム>が完成しました!
《本プロジェクトは、NPO団体 猫と人を繋ぐツキネコ北海道様、株式会社ミツル様より名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております》※ ネット自体は中国製です。
用途は、
人に馴れていない猫を保護するときに。
通院や移動する際に猫が隠れて出てこない時に。
服薬や点眼・点鼻、点滴等の医療ケアを自分でやりたい方に。
爪切りやシャンプー時に。
猫を安全に移動させるときに。
災害・震災のときの備えに。
普通の洗濯ネットとの違いは、
暴れた時にチャックが壊れたり網の部分が破れたりして逃げてしまう場合がありますが、
「にゃっちnet」は高品質YKKファスナーを採用し網の部分も頑丈にできており、体躯の大きな猫でもしっかりとおさまります。
従来のたも網だと開口部分が大きく、捕獲の際に逃げられる可能性が高いですが開口部を入念に検討して入りやすく、逃げづらい大きさにしました。
また、長めのネットなのでしっかりと身体も収まり、開口部のすぐ下を紐で絞れる形を考案しました。
これらのような状況に「にゃっちnet」はきっときっと役立ちます!!
保護猫に関わることになったきっかけ
私は海外留学や結婚後は夫の海外赴任などもあり、日本と海外の動物への考え方の違いを感じることが多々ありました。
2014年より、夫の海外駐在に伴い家族で赴任していたタイ・バンコクで、子ども達はインターナショナルスクールに通学していたため、夏休みやクリスマス、春休みと長期休暇には日本語・日本文化を忘れないようにと一時帰国し主に北海道札幌市の実家で過ごすようになりました。
その当時、小学生だった3人の息子達とボランティアに参加したのが、【ツキネコカフェ】さんでした。
ツキネコ北海道でのボランティア参加の様子
https://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/entry-12490336286.html
https://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/entry-12431460751.html
愛猫との出会い 保護猫名:海彦、山彦
毎年 ツキネコカフェでボランティアをしている最中、愛らしい顔立ちのクリーム系の茶トラ兄弟がビビリでケージの中でまんじりともせず寄り添っている姿に心を奪われました。
というのも、人見知りがちな息子達とどこか似た印象を受けたからかもしれません。
その2匹の姿に、他のもっと人に慣れた猫からではなく「この子達を連れて帰ろう!」と決め、無事に面談を終えて実家でトライアル開始と共に渡航準備を進めたのでした。
日本から外国に猫を輸送することは想像以上に大変なことでした・・・。
海外へ動物の移送となる為、24時間以上猫たちはキャリーバッグの中に入れられたままでした。
深夜便で新千歳空港から成田空港に到着。
ホテル等に泊まることもできずロビーで一夜を明かし、キャリーケースから折りたたみケージを用意し中に小さいトイレとエサを入れました。
2匹を移動させ、翌朝8時30分に動物検疫所が開くまでひたすら待ち続けました。
検疫は問題無かったのですがタイ大使館からの書類が足りずタイ航空窓口で足止めを食らいます。
※何度もメールで連絡をとっても返信がなく、最後には「なくてもタイの空港で手続きをすれば大丈夫」と言われていたにも関わらず結果的に駄目だったのです。
結局、航空会社から大使館へ連絡を取るも返信がなかったとのことで「何があっても航空会社の責任はない」と念書を書いた上で2便遅れて飛行機は出発しました。
タイまでは6時間のフライトでしたが、実際は猫たちが札幌から北海道内の空港を出発した時からタイで受け取るまで24時間以上経過し、やっと会えた時には、私も家族も愛おしさで胸がいっぱいになりました!
タイで猫達と生活を始めた後に、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、帰国ができず不安定な状況下でもすっかり甘えん坊になった2匹の愛猫は言葉では言い表せない程、家族にとってかけがいのない存在でした。
にゃっちネットの開発に至るまでの経緯
2021年に日本に帰国が決まりましたが、一番の課題が2匹の愛猫の猫達の搬送でした。
その頃より、猫達が怖がることなく移動できる・防災にも役立つグッズについて「何か良い物はないか?」と探し、無いと「何があれば役立つだろうか?」と考えるようになりました。
そして、最初の構想はハーネスにフードが付いたもので一時的に顔を覆うことで人慣れしている猫がちょっとした移動時に使えるものを想定していましたが、東京へ帰国後に保護活動をしている方達との出会いがあり、更に多くの猫のためになるものへと開発を進める必要性を感じるようになりました。
野良猫を保護するところから日々のお世話や医療ケアに苦労している姿を目の当たりにしたことで、猫も人もより安全に様々な用途で活用できる現行の「にゃっちnet」へと改良を重ねていきました。
現在、市場に出回っているタモ網の大部分は釣具であり中国製です。
一部には「犬猫用」と表示されている製品でも、取り寄せてみると十分な耐重量がある品質ではない物が殆どで、猫の重さに耐え得る頑丈なフレームの生産実績がある中国企業は、色々探しましたが皆無でした。
一部アメリカ製等では頑丈なフレームはありましたが、どれも高額で大きく、重たいフレームが殆どで数多くの猫を保護する団体では有用でしょうが、握力の弱い女性や一般の家庭で手軽に使いこなせるものではありませんでした。
そうなるとフレームを一から作らなければなりませんでした。
しかし問い合わせた全ての企業からの見積は開発費だけで200-300万円はかかるとの返答でした。
更に日本国内で捕獲用フレームを制作している会社は調べたところ片手で数えられる程しかありませんでした。
株式会社ミツルさんとの出会い
一般人の私の話を聞いてくださる企業さんはほぼありませんでした。
奇跡的に出会えたアルミ加工の会社【株式会社ミツル】さん
https://www.mizru.com/
新潟県にある燕市と三条市は、刃物、金物、洋食器の生産が盛んな金属加工技術に秀でた町です。
「金物の町」として知られており、「ものづくりのまち燕三条」として世界的にも評価されています。
猫を捕獲する際に保護団体さんなどでは「タモ網」を使うことが多い様ですが、釣具でのタモ網の耐重量はおおよそ2-3kgに対し、大きめの猫は7-8kg以上になり暴れると更に負荷がかかります。
この猫の重さに耐えられるフレームを提供してくださる企業にはなかなか出会えませんでした。
そんな中ミツルさんは真摯に私の話を聴いてくださり、最適なフレームサイズを提示したものを良心的な開発費で忠実に作ってくださり高品質な日本製フレームが仕上がりました。
『商品の開発にはお客様の作業中の苦労話が何よりのヒントになります。
こんなものがあったら便利・こんなものがあったら楽に作業できるのに・・・そんな声をお聞かせください』
そのお言葉通り、私の要望に何度も何度耳を傾けてくださり、オンラインミーテイングを重ね今日に至りました!
そしてミツルさんがにゃっちnetの製作動画を作ってくださいました。
NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道のサポート
北海道を拠点に様々な猫の問題に取り組む保護団体
NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道
https://tsukineko.net/
「にゃっちnet」の改良が進みほぼ完成した後は、本格的に年間数百匹もの保護猫達と向き合うツキネコ北海道の方達の声を聞きたいと強く思っていました。
コロナ禍も次第に落ち着き、帰省の際に再びボランティアを志願し久しぶりにツキネコ北海道で吉井代表と再会することができました。
懐かしいスタッフさん、新しいスタッフさん達と嬉しい出会いがありました。
代表がどう思うか・・・と不安になりながら、「にゃっちnet」を見せた時、
「すごくいい!欲しい!」
と言ってくれた時の顔が忘れられません。
にゃっちnetを世に広めて役立てるだけでなく、収益の一部を保護活動に使って欲しいと強く思った瞬間でした。
その後も多頭飼育案件の捕獲現場などにも試作品を使ってもらい 使用感を確認しあいながら、ミツルさんとのオンラインミーテイングを重ねました。
(にゃっちnetは多頭飼育案件でも大活躍したと聞いています)
こうして構想から4年以上かけたにゃっちnetがいよいよできる!!
※にゃっちnetは特許を取得しました(特願2024-010062)
そう思ったのも束の間、肝心の<ネット>部分は小ロットでの発注は現実のものではなく、最小でも2種類のネットを各500枚からとなりました。
これまでも特許申請費用や試作品制作の試行錯誤を重ねてきたため100万円以上のお金がかかっています。
更に自費で全ての商品を世に出すには問題が山積みでした・・・。
すでに試作品を実際の現場でも使用頂いているツキネコ北海道さんからは、商品の良さにお墨付きを頂いており心強いのですが
「にゃっちnet」を製品化・販売の為に
100本分の商品製作費300万円のうち 200万円を皆さんにお願いしたいと思います。
できるだけ早くににゃっちnetを必要な皆様にお届けしたいのです!!
にゃっちnetの収益について
今回のクラウドファンディング支援金の一部及びにゃっちnet販売では収益の一部をツキネコ北海道の保護活動に使われるシステムにします。
当面は、ツキネコ北海道での独占販売を予定していますが、徐々に他の保護団体でも販売又は保護活動資金に繋がる方法を見つけていきたいと考えています。
保護猫達の為に活動費に身銭を削り、疲弊していくボランティアさん達をこれまでも多く見てきました。
少しでもにゃっちnetの普及でお役に立てないか・・・。
愛猫家の皆さん、どうか私の夢にお心を寄せていただければ幸いです。
《寄贈について》
製品販売開始予定時期:2025年10月
寄贈先名称:NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道
寄贈先のURL: https://tsukineko.net
寄贈先との関係:ボランティア参加を通して
寄贈に至った背景・経緯:保護活動に賛同しており商品開発監修をしていただいた謝礼も含めて
寄贈先からの許諾:あり