せめてもう一度だけでもクックに会いたいと思い、
お客様が帰られてから窓を開けると、
こちらを見ているクックが居ました。
えー!ガリガリに痩せて…。
小さくなったクック。
大急ぎで焼きカツオと焼きささみ、
チュールを持って駆け寄りましたが、
何も食べてくれず、
よろよろの足取りで逃げて行ってしまいました。
もう走る力も残ってないんだね。
こんなに痩せも、逃げなければならないんだね。
可哀想に…。
保護してあげたいけれど、方法が見つからない。
とりあえず明日、路地裏に入れる住人の方々に
「ガリガリの黒猫を探している」とチラシを配ろうと思います。
上手く保護できたら良いけれど、
せめて亡骸でも見つけて、きちんと送り出してあげたい。
しばらく餌を置いて後から片付けに行ったけれど、
手付かずのままでした。
もしかして、お別れを言いに来てくれたのかな…。
悲しいね。
お願い、最期の瞬間だけでも看取らせてほしい。
明日も会えるといいけれど、
でもクックは望んでいないのかもしれないね。
ふわふわの所でゆっくりさせてあげたい。
そう思うのはこちらのエゴなのか?
それに、どうやって捕まえたら良いのだろう…。
こんなに弱っているのに、無理をさせたら余計に疲れさせてしまうだけなのかな。
クックのことがあり、
「後子猫6匹いるねん」——神戸のおばさんがそう仰っていたが、
クックは救ってあげられなかったけれど、この子たちの未来は、私が頑張ればきっと開けるはず。
大変だけど、保護できるなら、皆連れて来たい。
そして今、神戸のお宅に“拉致”のように連れて来られた街猫たちも、
リリースせずに保護することで野良を卒業できる。
皆仲良く出来れば良いのだけれど、
オス同士は縄張り争いがあり、慎重にしなければならないけど、
沢山のご支援を頂き、クックみたいな子を1匹でも減らす為、頑張りたいと思う。
悲しいことに目を向けることが辛くて仕方ない。
嬉しいはずの達成が、救えなかった命のことを思うと
虚しく感じてしまう。
でも、救える命のため頑張るから、どうか暖かく見守って下さい。
本当に皆様ありがとうございました。
心から感謝しています。