​※現在、クラウドファンディング実施中のため、活動報告を転載いたします。

 

シー・ズーのハナ、ダックスMIXのモエの里親さんから、応援メッセージが来たので紹介させていただきます!

 

 

文字通り「飼育放棄」状態だった
シー・ズーのハナ

もう10年以上前の話です。

シー・ズーのハナは、飼い主に愛情がなくなり、数年間フードを与えるだけの生活だったようです。

 

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右がハナ

 

それを見かねた知人が、当団体に相談されてきたので、すぐに連れてきてもらうことに。

 

見ると、「本当に愛情がなかったんだな」というのが一目でわかるようなひどい外見で、シャンプーもトリミングもしておらず、伸びきった毛に排泄物がからまり、野球のグローブのようになった毛玉が体中にあり、ツメも伸びっぱなしで今にも肉球に刺さりそうな状況。

 

すぐにトリミングしたものの、長い間、不衛生な毛で覆われた皮膚は所々、赤く炎症を起こし、伸び切った毛は左の眼球を傷付けていました。

 

捨てる前から、完全に飼育を放棄している状態です。

 

こんな、愛情がない飼い主とずっと一緒にいるよりは、愛情深い人と一緒になった方がよっぽど幸せになれます。

 

幸い、ハナ自身は人もわんこも大好き!

ということで、わんわん保育園やトリミングサロンを利用されている方があたたかく迎え入れてくださりました。

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家族になりました!

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散歩も一緒!

 

 

劣悪な環境の多頭飼育崩壊から
レスキューしたモエ

その後、一般家庭での多頭飼育崩壊で保護した、ダックスMIXのモエもあわせてお願いすることになりました。

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モエのいた環境は一般家庭で、賃貸住宅なのに去勢避妊せず、犬14頭、猫50頭になっていた多頭飼育崩壊です。
大家さんの退去勧告を受け、それは困るということで、猫は猫のボランティア団体さんに、犬はDOG DUCAが引き取りました。

 

本当に人が住んでいるのか信じられないほど劣悪な環境でして、床も壁も至る所が排泄物だらけで、現場に一緒に行ったボランティアさんが「もうムリ!」と玄関を飛び出してしまうほどの悪臭(僕たちは慣れているので大丈夫ですが)。

 

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排泄物が堆積し、住人が土足で生活するような環境でした

 

はじめはダックスとマルチーズの2頭だけだったそうですが、次から次へと近親交配がくり返されどんどんと増えてしまったとのことで、名前もなければ、誕生日もわからないと。

 

完全に、「愛情」がないのです。

 

こんな劣悪な環境になるのだから、去勢避妊手術を「かわいそう」としないままにされる方がおられますが、その結果、ワンちゃんが「かわいそう」になることが多いのです。

 

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左端のスミレは重篤な心臓疾患があり、大きな手術を2回したものの3歳で亡くなりました

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みんな外に出たこともなく、モエも連れてきた時はかなり怯えていました

 

ちなみに以前、『志村どうぶつ園』の相葉君トリミング企画で、この現場から保護した内の1頭をシャンプーしていただいたのですが、1頭あたり4~5時間かかるほどの汚れでした。
(相葉さん、ライブ前日なのにありがとうございました!)

 

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シーズーのハナの時と同様、毛に汚れが密着し、至る所に固い毛玉ができている子も

 

このような飼い主と暮らしていた子は、これまでの分を取り返すように幸せになってほしい!

 

ということで、ハナの里親さんにお願いすることにしました。

 

絶対に愛情いっぱいで、幸せになることがわかっていますからね!!

 

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モエとハナ。ハナはもう亡くなりましたが、モエは元気です

 

 

|里親さんからの応援メッセージ

 

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髙橋先生に初めて譲渡していただいたのは2011年5月、一般のご家庭から飼育放棄で保護していただいた推定4 〜 6歳のシー·ズーの女のコでした。

以前から先住のコたちが幼稚園やトリミングで、お世話になる中で、保護されたコたちの里親募集をされていることを知り、微力でも何かお力になることができれば、と家族で話し合い里親登録の申し込みをさせていただいたことで、ご縁を結んでいただくこととなりました。

食事は与えてもらっていたようで栄養状態は、そんなに悪くありませんでしたが、おそらくケージから出してもらえることもなく、爪も伸び切っていたので後ろ脚に筋力は無く、ぎこちなく歩いていました。

そんなあなたも、これからは我が家の大切な「 家族 」だよ、という想いを込めて、ハワイの言葉で「 家族 」という意味の「 OHANA 」を呼びやすくして「 HANA 」という名前に決めました。

初めて逢った ハナ は犬なのに、しっぽを振ることも、吠えることもなく、部屋の隅で、ただずっと小さく丸くなっているだけで、表情からは何の感情も感じることができませんでした。

 

ここまでの状態になるまで、どれ程長い間、辛く寂しい思いをしながら、それでも精一杯生きてきたのかと思うと今でも、とても胸が詰まります。

 

そんな ハナ も、しばらくして新しい環境に慣れ、ご飯の準備をしている時に初めて催促をして鳴く声を聞いた時とても嬉しかったことを今でも鮮明に思い出します。

 

 

その後2018年11月に多頭飼育崩壊のご家庭から保護していただいた当時、推定8ヶ月程の モエ を譲渡していただきました。

 

先生も、ご愛犬の DUCA ちゃんに救われたというご経験が現在の活動の原動力になっていると仰っていますが、私たち家族も犬と一緒に暮らすことで毎日それはそれはたくさんの幸せと学びを与えてもらっています。

 

良い時だけでなく、どんな時も真っ直ぐに信じて傍で寄り添ってくれる。

何とも比べたりせず、自分の身に起こるどんな事も誰のせいにするでもなく受け止めて「 今 」のベストを精一杯に生きる。

 

そんな素晴らしい犬が人間と一緒に暮らしていく為には人間都合で決められたルールを守ることを強いられます。
だからこそ私たち人間は、そのことをしっかりと自覚し、犬のことを正しく知り理解する義務があると思います。

 

人間の犠牲になることなく犬も人間も共に幸せに過ごすことができるよう、これからも微力ではありますが先生方の活動を応援させていただきます!!!

 

改めまして、こんなにも愛おしくて大切なハナとモエとのご縁を結んでくださったこと、言葉では言い表せない程、家族一同、心より感謝しております。

 

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応援メッセージありがとうございました!!

 

 

※本記事は転載です。
現在、2025/9/26までREADYFORにてクラウドファンディングを実施中です。
目標達成に向け、ご支援よろしくお願いいたします。

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