劇場公開日:2024年11月1日
解説・あらすじ
孤独を抱える人々と愛らしい犬たちの偶然の出会いが起こす奇跡を描いた韓国発の群像ドラマ。
不動産会社で働くミンサンは自宅1階を動物病院「DOG DAYS」に貸し出しているが、彼自身は犬嫌いなため、動物病院の院長ジニョンと口論が絶えない。ある時、ジニョンともめていた彼は、DOG DAYSの利用者で有名建築家のミンソにたしなめられる。仕事でリゾート開発に関わっているミンサンは、ジニョンにミンソを紹介してもらおうと、ジニョンが助けた保護犬のチワワを預かることに。ミンソは散歩中に倒れてフレンチブルドッグの愛犬ワンダを見失ってしまい、居合わせた配達員ジヌが捜索を手伝う。その頃、作曲家ソニョンとジョンアの夫妻の養子となったばかりの少女ジユは、迷い犬と出会う。一方、恋人スジョンの留守中にゴールデンレトリバーのスティングを預かっていたヒョンが、DOG DAYSに大慌てでスティングを担ぎ込む。そこへ、スジョンの元恋人ダニエルが現れ……。
「ミナリ」のユン・ヨジョンが建築家ミンソ、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが動物病院の家主ミンサンを演じ、「シュリ」のキム・ユンジン、「ビニールハウス」のキム・ソヒョンが共演。
2024年製作/120分/G/韓国
原題または英題:Dog Days
配給:ギャガ
劇場公開日:2024年11月1日
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DOG DAYS 君といつまでも の関連作を観る
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-犬を仲立ちとしたラブストーリーにはしない
2025年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
街の動物病院を舞台とした犬と人の韓国風人情喜劇。犬を仲立ちとした恋愛ストーリーにする事も出来るのに、それは極力抑えてホッコリの物語にしたのがよかったな。犬にも終末期治療や安楽死がある事を知り、ちょっと驚き。
3.0クセの強い人々の言動についほろっとさせられる
2025年4月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
犬との出会いと別れ、そして人との出会いと別れ、これらが交錯しつつ描かれる9人と3匹の群像劇。多くの登場人物と登場犬を繋ぐハブとなるのが、ミンサンの自宅ビルの一階に店子として入っている獣医師ジニョンの動物病院だ。
それぞれの事情を抱えて、なかなか素直になれない人間たちの気持ちを解きほぐす媒介となる犬たち。クセはあっても憎みきれない人たちの言動を笑いながら観ているうちに、つい、ほろっとさせられてしまう。
韓国は人口の約三分の一がクリスチャンなので、そんな価値観も無意識のうちにこの作品の中には入り込んでいるような気がする。そして、『ミナリ』でオスカー女優となったユン・ヨジョンが久しぶりで祖国の作品に出演するということで韓国では話題になった作品でもある。
なお、本作は2018年のハリウッド映画である “Dog Days” を下敷きにして、犬が人と人を結びつけるという枠組みだけは残して、リメークというより韓国社会に合わせて再構築した作品のようだ。そのハリウッド版は、実際、私自身も未見なのでなんとも言えないが、是非とも比べてみたいものだ。
4.0犬好きは必見
2025年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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無秩序に大量繁殖を行うブリーダー
衝動買いによる飼育放棄や遺棄
ペット産業の闇を思わせる部分もあるけれど
基本は至ってハートフルで、
犬好きにはたまらない
小型犬から大型犬の可愛さ、従順さ、健気さ爆裂です💥
超絶ベタなシーンに悔しいが泣けるし(笑)
(救急車で運ばれる飼い主を必死に追いかけるシーン)
展開も結末も特に派手な展開もないけれど
犬を介して、人と人の繋がりが芽生え
優しさに溢れていく温かみある作品でした。
ちなみに自分は猫派(笑)
2025年劇場鑑賞2本目
4.0ワンコを思い、涙は止まらない
2025年1月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
泣ける
笑える
楽しい
創りは古臭く、なんだか日本で90年代に量産された
トレンディドラマのような印象。
脚本は、ワンコがすきなら泣きます。
もう遠慮せず声が出たが、許してください。
(僕はペットロスを経て、今保護犬と暮らして、毎日が幸せ幸せで、
本作の内容に感情移入タップリでありました。)
韓国は(劇中のセリフから)愛犬家1500万人時代。
その分本作で描かれる動物病院の在り方や捨てられた犬たちの様子や譲渡会の必要等、
常に国民に犬と人との在り方を伝えるためにも
「DOG DAYS 君といつまでも」のような犬映画は大切な作品になるのかも知れない。