73歳の現在は車通勤で300kmの距離運転

中嶋悟さんは自身のチーム「NAKAJIMA RACING」を率い、総監督として現在もサーキットに足を運ぶ。愛知県の自宅からサーキットへの移動は必ず、自分の運転で向かうという。東京のチーム本社に出社するときも300kmの距離を運転している。

「そんなびっくりする距離じゃないですよ、たった300kmぐらい。自分が運転しなきゃだめだよ。車も好きだけど、車を運転するのが好きだから。どこへでも走っていくし。雪山も走る。まあ、人生楽しんでますから」

遠い存在だったF1が目標に変わった瞬間

記念すべきレースを中嶋さんは「コースの脇で見ていた」と思い出す。当時の中嶋さんは全て自費で軽自動車のエンジンを積んだフォーミュラカーレースに出ていて、前年にチャンピオンに輝いた。まだプロドライバーにはなっていなかったのだ。しかし、誰もが憧れる舞台のF1を具体的な目標として見ていたのかというと、そうではない。

「とんでもございませんって感じだね。あまりに遠くの話で、全然そんな意識はないですよね。僕はそういう大志を抱くようなタイプではないので」

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