新型コロナウイルスについて、岩手県はこれまでに県内で感染確認が発表された患者の症状などを分析したデータをまとめた。
患者のうち2割が、入院前、症状が無かったほか、他の人に感染させたと思われるケースは3割だった。

対象の人数は2020年7月29日から2月末までの患者554人。
入院前に症状があった人は、このうち438人で全体の79パーセント。
残る116人・21パーセントについては、症状が無かった。

では、どういった症状があったのか。
2020年11月24日から2月6日までの患者のうち、無症状の人を除いた295人について最も多かった症状は発熱で、5割の人に症状がみられた。
そのほか多かった順番に見ると、咳や倦怠感、のどの痛みと続くが、患者によってどういった症状が出るかは、まちまち。

では、どれくらいの人が他の人へ感染させてしまうのか、その割合は…
こちらは2020年12月2日から2月6日までの患者のうち、229人が対象。
保健所による聞き取り調査を元に関連があるとみられるケースをカウントし、その割合は28パーセントとなっている。

県では「症状の種類はさまざまで無症状の場合もある。自分が感染しているかもしれないと考えて他の人へうつさないためにマスクの着用など対策を守ってほしい」としている。

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