6月22日、名古屋に全国で3つめの将棋の公式対局場が開場します。記念すべき初日の対局には、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太五冠が臨みます。
今月22日に名古屋駅前の「ミッドランドスクエア」にできるのが…
「この会議室に新しく対局場が完成します。どのように生まれ変わるのでしょうか」(記者)
25階にある「トヨタ自動車」のオフィスの1室にできるのが、将棋の公式戦を行う「名古屋将棋対局場」です。
13日は、来週の開場を前に、畳の設置作業が行われました。高さ30センチの土台を部屋の半分ほどに敷き詰め、その上に、畳を敷いていきます。
「作業開始から5時間が経過しました。中に入ってみると…部屋の半分が和室に。畳の良い香りがします」(記者)
会議室の半分が、約5時間で立派な和室に変わりました。敷かれた畳は85枚で、この部屋では同時に7つの対局ができるということです。
「天井には記録用のカメラを設置するためのケーブルがすでに準備されています」(記者)
3カ所目の常設対局場 年間約100局 初日は藤井五冠も登場のA級順位戦
公式戦を行う常設の対局場ができるのは東京・大阪に次いで名古屋が3カ所目。地元出身の藤井五冠も期待を寄せています。
「公開対局やタイトル戦の対局でないと、名古屋で公式戦の対局する機会がなかったので、今回常設の対局場を設けてくれるのは大変うれしく思っています」(藤井聡太五冠 4月)
そんな「名古屋将棋対局場」の記念すべき初日に、藤井五冠の対局が組まれています。その対局はA級順位戦1回戦です。A級順位戦は、トップ棋士10人が将棋界で最も歴史と伝統のあるタイトル『名人』への挑戦権をかけて総当たりで戦います。藤井五冠にとって名人のタイトル獲得への挑戦が始まります。
「年間100局ぐらい対局を行っていきます。東海中京地区の1つの拠点として確立するこができれば良いなと」(日本将棋連盟 メディア部 常盤秀樹 部長)
名古屋将棋対局場は、22日(水)、開場します。
6月も大忙し 藤井五冠の対局予定
藤井五冠の6月の主な対局は…
・15日(水)「棋聖戦5番勝負・第2局」(新潟県新潟市) 永瀬王座と対局
・22日(水)「リーグ戦=A級順位戦一回戦」(愛知県名古屋市) 佐藤康光九段と対局
・28日(火)29日(水)「王位戦七番勝負・第1局」(愛知県犬山市) 豊島九段と対局
(6月13日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
4 Comments
無償で会場をお貸しいただくトヨタ様には、ただただ感謝の念しかございません。
棋士の皆さんも慣れるまでは暫く大変かもしれませんね。
本当にトヨタ自動車様、ありがとうございます。
車を買ったお店で「今、何に興味がありますか?」と聞かれたので「将棋」と書いて出しておいたら、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。
22日には、アベマくんとアメバくんが取材するのかしら。