新型コロナウイルスの患者の減少傾向を受けて、5月30日に解除された岩手県独自の緊急事態宣言。県民に受け止めを聞いてみると…

県民は…
「基本的な感染対策はしているという感じ。(緊急事態宣言中だから特にというのは)無かった」
「解除になるという話を聞いて、まだやっていたんだと正直思った。この生活にも慣れた。人が多いなと思ってしまうので、変わらないと思う」
「うちには高齢者がいるので、あまり変な所へは行かない」

緊急事態宣言の有無にかかわらず、感染症対策を行うという声が多く聞かれた。

一方で、盛岡市内の飲食店「ヌッフ・デュ・パプ」は、宣言発表後の2月と3月来店客がかつての3割ほどに落ち込んだということで、行政には細やかな対応を望みたかったと話す。

ヌッフ・デュ・パプ 伊東拓郎代表
「オミクロン株は重症者率はすごく低かったので、デルタ株流行当時のまま、色々な宣言の基準が変わっていないのは、事業者にとってはつらかった」

4カ月ぶりの緊急事態宣言解除、その影響はすでに感じているという。

ヌッフ・デュ・パプ 伊東拓郎代表
「解除の方針が出た(5月27日の)金曜日の夜から、少し来店者の動きがあった。私たちもこの状況で存続するため、新規雇用ができなかったり、絞った状態だったりしたので、段階的に整えていかなければならない」

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