“教員頼み卒業”で公立中学校の部活のあり方が変わるかもしれません。

 スポーツ庁の有識者会議は、公立中学校の運動部の部活動について、来年度からの3年間で『休日の指導を地域や民間の団体などに移行していくべき』とする提言をまとめ、スポーツ庁に提出しました。

 学校の部活動をめぐっては、少子化の影響で部員が集まらず運動をする機会が減ってしまうことや、指導する教員の長時間労働などが課題として指摘されてきました。

 (スポーツ庁 室伏広治長官)
 「子どもたちにより良いスポーツの環境を整えていく。今後、先生を目指したいと思ってくれる方が数多く増えてくれることが文部科学省としても大切なことですので」

 これについて大阪府の吉村洋文知事は次のように話しています。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「賛成です。学校の先生は授業や教育のところに注力してもらう。課題としてあるのが、やはり費用と担い手の確保、この2点だと思います」

 部活動の民間移行について街の人にも聞きました。

 (元野球部の人 賛成)
 「部活が向上しそうなんでいいと思います。外部に委託した人が来た方がスキル的にもいいものが提供されるんじゃないかなと思います」

 (息子が元柔道部という人 賛成)
 「いいと思います。うちも2人息子がいたんですけど、土日も部活に行ってました。熱心な先生だったので。先生がやんちゃな子たちを集めてやっていましたね。熱血先生です。でも今はたぶん無理だと思います。(Qこれからの時代はなかなか難しい?)難しいと思いますね。ですから、やっぱり専門的な知識を持った地域のトレーナーの先生方に担っていただいたらいいかなと」

 (反対の人)
 「なかなか難しいのかなと思います。生徒との信頼関係がちゃんと築ければ、そういうのもありかとは思いますけど。(Q土日だけ違う指導者は難しい?)普通の習い事みたいになっちゃいますよね。学校の教育の延長線上でやっているのと、お金を払って習い事するのでは、ちょっと子どもたちも違うんじゃないですかね」

 (息子が中学1年生でサッカー部という人 賛成)
 「子どもの学校では先生がきっちりお休みは取れているみたいで。OBの親御さんとか外部のサッカーのコーチとかを呼んでいただいて、先生の代わりにやっていると聞いています。(Q土日は指導者が変わることについて息子さんは?)そんなに不満は言っていないです。(民間移行によって)費用が発生するのは否めないと思うんですけど、過剰にかかりすぎるのは部活動ではどうかなと思いますね」

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