新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4都府県を対象とした緊急事態宣言の期間が25日から始まりました。3回目となる今回の宣言、商業施設や店に休業要請が出されみな、対応に追われています。
今回の緊急事態宣言では、人の流れをおさえるため床面積が1000平米以上の大型施設に休業要請が出ています。東京・銀座の百貨店は、食料品や化粧品売り場以外は休業としました。
「洋服を買いに来たんですけど、やってなかったんでおみやげだけ買って帰ろうかと」(客)
この映画館では25日から休業したため、上映作品を知らせるポスターがすべて外されました。テーマパークや遊園地は「無観客の営業」を要請されていますが、休業した都内の遊園地には客が知らずに訪れていました。
「動いてなくて、せっかく来たのに悲しかったです」(男の子)
こちらのボウリング場は広さが3300平米のため、要請に従い25日から休業しました。これまでボウリング場ではクラスターは発生しておらず、休業要請の対象となったことに困惑しています。
「悲しみもそうだし、怒りもそうだし、これからどうしよう。はたして(5月)11日まで休んで我々はどうなるんだろう」(東京ポートボウル・東海林忠勝社長)
一方、酒の提供をやめない限り休業が求められる飲食店。
「今まで仕入れた分が全部食材ロスになっちゃう。2週間でどうにかしないと」(「第三新生丸」店主 浅沼一秋さん)
八丈島料理が売りのこちらの居酒屋は酒の提供をやめ、8時まで時短営業することに決めました。売上を維持するため、店で余ってしまう酒を持ち帰り販売することも考えています。
「お酒ありきですよね。そういうお店っていうのは商売にならないんで、国も少しは考えないといけないんじゃないかと」(「第三新生丸」店主 浅沼一秋さん)
急な休業要請に翻弄される商業施設や飲食店。17日間の短期間で感染を減らすことができるのでしょうか。(25日17:34)
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