秀岳館高校サッカー部を巡る一連の問題を受け、熊本県は17日、学校から提出された報告書の内容を公表。「説明が足りない部分がある」として追加の報告を求めるとしました。

また、秀岳館高校ではサッカー部以外でも暴行などの相談が県内の私立学校では最も多い7件寄せられていたことが分かりました。

【県私学振興課・橋本誠也課長】
「可能な限り詳しくとお願いしたが、学校側の報告書作成が少し足りなかったのではないか」

一連の問題を受け秀岳館高校は5月13日に県に報告書を提出していて、17日県が会見を開き、報告書の内容について明らかにしました。

それによりますと、これまでの経緯や今後の対策などについて説明があったものの、生徒による謝罪動画への監督の関与などすでに会見で明らかになっている事実については触れられておらず、問題の背景についても説明はなかったということです。

県は、秀岳館に対して問題の背景や指導体制など追加での報告を求めるとして、学校側の対応次第では立ち入り調査を含め文科省と協議する可能性も示唆しました。

また、県は県内全ての私立中学と高校で暴力などの相談が過去3年間で24件寄せられていたと発表。

このうち、秀岳館高校が延べ7件で最も多く、全てサッカー部以外からの相談だったということです。

一方、熊本県サッカー協会によりますと、5月13日、秀岳館高校サッカー部から『チーム登録』の変更届が協会宛てに提出されたということです。

変更されたチーム登録の名簿には、これまで監督で登録されていた段原一詞氏の名前は無く、新たな監督の名前が記載されているということです。

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