本日、東京メトロ半蔵門線 8000系 8108F(前回検査2018年08月→検切れ2022年08月)が、渡瀬北(北館林)へ廃車回送されました。
これで、東京メトロ半蔵門線 8000系は、4編成目の廃車となりました。
検切れ順で行くと、8117Fが次の検切れでしたが、8117Fを飛ばして8108Fが廃車回送となりました。
東武線内へ直通運転を行っている8000系は、東武ATSを積んでおり、自走で渡瀬北(北館林)まで廃車回送となっています。
東京メトロ18000系 4編成目 18104Fは、2021年11月に甲種輸送されていましたが、その半年後に8000系 4編成目が廃車回送された形になります。
東京メトロ18000系 5編成目 18105Fも、本日(2022年05月05日)より下松から甲種輸送を実施している模様です。
メトロ8000系で、車内の案内表示器が2画面LCDの編成が廃車回送になるのは、8108Fが初めてとなります。
8108Fは、3色LED行き先表示器の編成で、これで4編成連続で3色LEDの車両が廃車となりました。
今回、検切れ順で廃車を飛ばされた 8117FはフルカラーLED→3色LEDに交換された編成で、2022年06月検切れですので、5編成連続で3色LED車が廃車、3色LED車は全廃となると考えています。
検切れが近いフルカラーLED編成から、行先表示器を以下の通りトレードした模様です。
◆3色LED化編成
8103F、8117F
◆フルカラーLED化編成
8105F、8115F
フルカラーLED車をなるべく長く残しtえ置きたい考えかもしれません。
そうなると、2010年以降修繕車の8108F、8117Fあたりの車内 2画面LCD表示器も取り外して、他の編成へ移植する可能性もあるかもしれませんね。
東京メトロでは、18000系を2025年度までに19編成投入し、東京メトロ8000系全19編成を置き換えする予定です。
2021年度、18000系 4編成導入しました。
5年間で19編成ですので、2022年度も4編成ペースで導入されると考えています。
そして今回、なんと廃車回送直後に、2両切り離し、すぐに解体開始しました。
「つり革」を、工具でどんどん切り取っていく様子は、手際が良かったです。
普段、廃車回送直後に外している、東京メトロマーク(その下の営団マーク)や、車番なども外すことなく、解体されるのは、今までにない動きでした。
◆東京メトロ 中期経営計画(2022~2024年度)
https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/pdf/mp2024.pdf
◆東京メトロ 2022年度事業計画
https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2022.pdf
東京メトロ8000系は、アルミ車体で、既に全編成B修繕、VVVF化を実施しており、まだまだ使えそうと思ってしまいます。
インドネシアのジャカルタへ輸出できないか?という意見もありますが、インドネシア政府は2020年以降の中古車両輸入禁止を掲げているそうです。
コロナ禍で、インドネシア政府の考え方も変わって、輸入禁止令が解除されれば、フルカラーLEDの行き先表示車も生きて良いのですが・・・。
https://toyokeizai.net/articles/-/300209?page=5
◆渡瀬北 留置車両
①解体場 クハ8108-モハ8208
②解体線 なし
③留置線① サハ8308-モハ8408-モハ8508-サハ8608-サハ8708-モハ8808-モハ8908-クハ8008
④留置線② モハ104-6-モハ104-5-モハ104-4-モハ104-3-モハ104-2-モハ104-1
◆アルピコ交通 譲渡用保管車両
留置線① モハ25855-モハ24804 モハ25856-モハ26804
留置線② モハ25854-モハ26803
今後の東京メトロ8000系の廃車順予想は、以下の通りです。
◆東京メトロ8000系 19編成 車内 廃車順実績・予想(検切れ順)
(パッ=パッとビジョン、LCD=17インチLCDモニタ、フル=フルカラーLED、3色=3色LED)
編成 製造年度 B修繕 行先 車内 前回検査 検切れ 廃車回送 18000系運用開始
8107F 1982年度 2008年度 三色 パッ 2017年10月 2021年10月→2021年08月09日→18101F 2021年08月07日
8111F 1988年度 2009年度 三色 パッ 2018年01月 2022年01月→2021年09月07日→18102F 2021年08月17日
8103F 1980年度 2005年度 三色 パッ 2018年04月 2022年04月→2021年11月02日→18103F 2021年11月02日
8117F 1988年度 2013年度 三色 LCD 2018年06月 2022年06月
8108F 1982年度 2011年度 三色 LCD 2018年08月 2022年08月→2022年05月05日→18104F 2021年12月07日
8112F 1987年度 2012年度 フル LCD 2019年02月 2023年02月
8113F 1987年度 2009年度 フル パッ 2019年05月 2023年05月
8105F 1980年度 2009年度 フル パッ 2019年06月 2023年06月
8119F 1988年度 2014年度 フル LCD 2019年07月 2023年07月
8101F 1980年度 2006年度 フル パッ 2019年09月 2023年09月
8114F 1987年度 2014年度 フル LCD 2019年11月 2023年11月
8102F 1980年度 2006年度 フル パッ 2019年12月 2023年12月
8115F 1988年度 2014年度 フル LCD 2020年06月 2024年06月
8110F 1990年度 2015年度 フル LCD 2020年08月 2024年08月
8116F 1988年度 2011年度 フル LCD 2020年09月 2024年09月
8118F 1988年度 2010年度 フル LCD 2020年12月 2024年12月
8109F 1982年度 2004年度 フル パッ 2021年02月 2025年02月
8104F 1980年度 2010年度 フル LCD 2021年04月 2025年04月
8106F 1980年度 2005年度 フル パッ 2021年07月 2025年07月
◆東京メトロ18000系 東武鉄道線内 入線、試運転 履歴
①2021年04月10日終電後(2021年04月11日未明)18101F 東武鉄道線内 初入線
②2021年04月20日終電後(2021年04月21日未明)18101F 南栗橋⇔栗橋間 誘導障害試験 1日目
③2021年04月21日終電後(2021年04月22日未明)18101F 南栗橋⇔栗橋間 誘導障害試験 2日目(回生電力吸収車 10030系11457F 4両)
④2021年04月24日終電後(2021年04月25日未明)18102F 2編成目 東武鉄道線内 初入線入線 PQ台車装着
⑤2021年04月27日終電後(2021年04月28日未明)18102F 南栗橋⇔久喜間 台車性能試験
⑥2021年04月30日終電後(2021年05月01日未明)18102F 南栗橋⇔北千住間 台車性能試験
⑦2021年05月01日終電後(2021年05月02日未明)18102F 南栗橋⇒鷺沼 返却回送
⑧2021年05月02日終電後(2021年05月03日未明)18101F 南栗橋⇒鷺沼 返却回送
⑨2021年07月08日 18101F 鷺沼⇒南栗橋 東武線内 日中初入線
⑩2021年07月09日 18101F 南栗橋⇒鷺沼 返却回送
⑪2021年07月09日 18102F 鷺沼⇒南栗橋 東武線内 習熟訓練試運転
⑫2021年07月10日~17日 18102F 南栗橋構内 実車訓練
⑫2021年07月18日 18102F 南栗橋~東武線内 乗務員習熟試運転 本格開始
⑬2021年07月25日 18101F、18102F 南栗橋~東武線内 2編成体制 乗務員習熟試運転開始
⑭2021年08月07日 18101F 運用開始(東武線内 直通運用開始)
◆関連記事
①半蔵門線に新型車両 18000系を導入します。2021年度上半期 営業運転開始予定
https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews200930_63.pdf
②東京メトロ 2021年度(第18期)事業計画(5ページ目)
https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2021_1.pdf
③半蔵門線の8000系、25年度までに引退 08系は機器更新計画
https://www.traicy.com/posts/20210603210916/
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