気象庁は、1月16日未明、鹿児島県の奄美群島・トカラ列島と岩手県に津波警報を、静岡県の沿岸部にも津波注意報を出しました。県内各地で津波を観測しています。
 この津波は、南太平洋の島国トンガ沖の海底火山の噴火による影響です。県内では、御前崎で午前0時16分に70センチ、沼津市内浦で午前0時6分に40センチ、南伊豆町石廊崎で午前1時57分に40センチ、その他、各地で30センチから20センチの津波を観測しました。
 県の危機管理部や沿岸部の市・町によりますとこの津波による被害の情報は入っていません。
<県危機対策課長 太田勝課長>「県としては被害の情報を収集して必要な配備を継続していこうと考えている。(県民の皆さんには)情報には注意して早めの避難をお願いします」
 また、中部電力によりますと浜岡原発では津波による影響や異常は確認されていません。
<神谷修二記者>「伊東市役所です。津波注意報が出たということで、駐車場を開放しました。10台ほどの車が避難してきています」
高台にある伊東市役所では駐車場を開放していて住民らが車で避難しています。
<避難した人は>「(市役所は)高いですから、あまりにも海のそばなのでこちらに来ました。津波怖いですからね」
「びっくりしました。最初はどういう行動をとったらよいかわからなかった。とりあえず高いところに行ったほうがいいかなと」
 このほか、下田市が避難所1カ所を開設し4人が、熱海市では市内3カ所に避難所を開設し11人が避難しています。県内の沿岸部では、このあと午前5時から6時にかけて満潮時刻を迎えます。潮位が高くなりますので海には近づかないでください。

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