仙台市若林区で4月20日、この時期に増加し停電の原因となる電柱に作られたカラスの巣の撤去作業が行われました。

地上10メートルの高所作業車の上で作業員が行っているのは、電柱に作られたカラスの巣の撤去です。東北電力ネットワークでは、毎年、繁殖のためカラスが巣作りを盛んにするこの時期に、電柱にできた巣の撤去作業を行っています。

記者リポート
「こちらが今回、撤去された巣です。直径は40センチほどで木の枝で作られていますが、中には、こうした針金で作るカラスもいて停電の原因となっています」

カラスは木の枝のほか落ちている針金などで巣を作りますが、こうしたものが電線設備に触れるとことで漏電し停電の原因となります。撤去される巣の数は増加傾向で去年は初めて3000件を超えました。東北電力ネットワークによりますと、増え続ける背景には、震災の津波で防風林が流失し、居場所を追われたカラスが内陸部に移ってきていることが挙げられるということです。

東北電力ネットワーク 仙台南電力センター 佐藤隆浩 配電技術長
「我々の仕事は停電させないために動いている。営巣の期間だけはパトロールを強化して、停電させないよう日々努力している」

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