3回目のワクチン接種が進んでいますが、ウイルスから体を守る「抗体」の量はどれくらい増えるのか?実際に検査をしてわかった、3回目接種の効果とは?

 2月26日、モデルナ社製で3回目のワクチン接種を行った27歳の男性記者。

 2回目接種は去年7月に行っていて、その3か月後の10月に抗体量を調べる検査を受けました。

 (いつきクリニック 佐藤正樹院長)
 「数値は7464です」

 記者の抗体量は7464でした。時間が経つにつれてどれくらい抗体量は減るのか?4か月ほど後に再び検査を受けてみると…。
 
 (いつきクリニック 佐藤正樹院長)
 「今回の抗体量は2296です。まだ2000を超えているので、抗体量としては十分ある」

 記者の抗体量は、4か月で5000余りも減っていましたが、重症予防効果などが期待できる量はありました。

 それでは、3回目の接種で抗体量はどれくらい増えたのか調べてみると…。
 (CBC 中道陸平記者)
 「これが今回の数値?めちゃくちゃ増えてますね』
 
 (いつきクリニック 佐藤正樹院長)
「2万3000まで増えています。2月の検査では2300でしたから、ちょうど10倍ぐらいに増えていますね」
 
 数値は2万3217。ことし2月に2296だった抗体量が、3回目接種で10倍以上に増えていました。クリニックの佐藤正樹院長は、この抗体量の増え方こそが、3回目接種の意義だと話します。

 (いつきクリニック 佐藤正樹院長)
 「1回目の後の抗体量の上がり方より、2回目の後の方がはるかに上がる。2回目から半年ぐらいで下がってくるが、3回目を打つと、2回目のピークよりも、3回目のピークの方が高い人が多い。ひょっとすると(ワクチン効果が)1年ほど持つのではないか」

 もちろん、抗体量が多くても新型コロナに感染しないわけではありませんので、これまで通り基本的な感染対策は必要だということです。

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