65歳以上を対象とした新型コロナウイルスのワクチンの接種が全国で始まりました。しかし、供給されたワクチンは高齢者全体で見るとごくわずかです。接種が始まった東京・八王子市から報告です。
(社会部・秋本大輔記者報告)
12日から始まるワクチン接種は、全国で65歳以上の高齢者約3600万人が対象となります。
八王子市の会場となっている市役所も250人が受けるということですが、開始からまもなく3時間となりますが副反応や大きなトラブルは今のところ確認されていないということです。
接種した高齢者:「痛くない全然」「(Q.打ってみて気持ちは?)楽になった。緊張して来たから」「申し訳ない気持ちがいっぱい。先に打たせてもらって先着順で」
高齢者への接種が始まったと言っても打てる見通しが立っている人はわずかで、八王子市では約16万人いる高齢者のうちわずか1%に過ぎません。
先週行った先着順の予約の受け付けでも開始後、90分で1900人分の枠が埋まり実際、「電話とネットの両方で予約を試みたが全然つながらなかった」と話す人もいました。
一方で、ワクチンに対して少しだけ恐怖心があって申し込み自体を見送ったという人もいました。
河野大臣はすべての高齢者に行き渡るワクチンは6月中に確保できるとしていますが、八王子市でも接種のスケジュールなどまだ見えていない部分もあります。
市民からは「いつになったら自分の順番が回ってくるんだろう」といった声が聞かれました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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