新型コロナの感染者の数が減り始めるのはいつ頃になるのでしょうか? AIを使った感染状況予測を行っている名古屋工業大学の平田晃正教授に話をを聞きました。

「諸外国にくらべて3回目のブースター接種は遅れている可能性がある。このことによってピークアウトが穏やかに、なめらかに急激にはおちない可能性はあります」(名古屋工業大学 平田晃正教授)

 感染状況をAIで予測する名古屋工業大学の平田晃正教授。増え続ける感染者が減少に転じる時期について聞きました。

「今週の木曜日・金曜日がピークになるかもしれない」「来週ぐらいには落ち始めていると考えています」(平田晃正教授)

 「まん延防止措置」による人の流れの抑制などを踏まえた予測では、愛知県の新たな陽性者数がピークを迎えるのは今週木曜の10日か金曜の11日ごろとされています。その後は、緩やかな減少となっています。

「収束時期ははっきりと申し上げがたい状況。ワクチン接種の状況や、3月になると年度末で人の動きも多くなる要素もあって、減少がにぶると考えている」(平田晃正教授)

「ワクチン接種が急速に進めば、落ち方もかなり早くなるのではと期待」

 岸田総理が掲げた「1日100万回」が早く実現することに期待を寄せます。

「ワクチン接種が進めば、その1週間あるいは2週間後に落ち幅が大きくなると考えています。接種が急速に進めば落ち方もかなり早くなるのではと期待されています」(平田晃正教授)

 ワクチン接種のスピード感が求められる一方で愛知県の大村知事は、13日に期限を迎える「まん延防止措置」について、今週前半にも延長を国に要請する見通しを示しています。

「会食した予約件数を見てもハメをはずすか節度を守るかはデータにでてこない」

 まん延防止措置の延長の効果について平田教授は…

「(延長の)内容と市民がどう受け止めて行動するかにかかってくると思います」「(これまでも)少なくとも何らかのメッセージになっていると考えられる。措置が重要というよりそれに伴ってどう行動するか、リスク回避行動を行っていいただく。ここが1番のポイント」(平田晃正教授)

 会食の人数制限やテレワークの推進など、国や自治体からの呼びかけがどこまで実現されるかが重要だといいます。

「データでは分かりかねることもある。会食した予約件数を見てもハメをはずすか節度を守るかはデータにでてこない」「市民がどう動くか協力するかが重要と考えている」(平田晃正教授)

(2月7日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

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