トンガ沖の噴火で発生した津波による被害について、岩手県は定置網の破損など水産関係の被害額が1億5000万円を超えたと発表した。
県の1月25日午後3時時点のまとめによると、トンガの火山噴火に伴う津波による県内の水産関係の被害額は、約1億5400万円に達している。
被害額が大きいのは漁業に使う道具の被害で、山田町で定置網が破損した他、宮古市でサケの川留め施設が津波に流され、あわせて約1億3700万円にのぼっている。
また、養殖施設の移動や損傷が144台で約800万円、カキ、ホタテ、ホヤの水産物被害が5.2トンで約900万円となっている。
県は調査を続け、被害の把握を急ぐとともに、共済組合へ共済金の早期の支払いを求めている。
WACOCA: People, Life, Style.