2015/5/24 瀬戸大也 3冠 男子 200m 個人メドレー 優勝 ハイライト 競泳 ジャパンオープン
競泳 ジャパンオープン最終日(24日、東京・辰巳国際水泳場)
男子200メートル個人メドレー決勝は24日に21歳になった瀬戸大也(JSS毛呂山)が1分57秒63でバースデーVを飾った。遠征明けで精彩を欠く代表選手が目立つなか400メートル個人メドレー、200メートルバタフライに続く3冠でタフさを見せつけ、今夏の世界選手権(ロシア・カザニ)へ弾みをつけた。ライバルの萩野公介(20)=東洋大=は体調不良が響き、2分0秒04で3位。女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(18)=JSS立石=が2分22秒13で優勝し2冠。
疲労こんぱいの体にムチを打った。瀬戸は平泳ぎで萩野を抜き去ると、自由形でさらに差を広げた。「優勝は気持ちがいい。いい21歳のスタートが切れた」。ライバルは体調不良だったとはいえ、2つの個人メドレーで退けた。
代表はオーストラリア遠征から帰国直後。瀬戸も開幕前に「足がパンパンです」と漏らしたが、3冠をやってのけ、平井伯昌コーチを「大也はタフだね。萩野も見習わないと」とうならせた。
競泳界ではもうベテランの域。「『瀬戸先輩みたいになりたい』って思ってもらえるように」と理想の21歳像を描いた。前回の世界選手権で400メートル個人メドレー金メダル。「連覇をしたいし、200メートル個人メドレーでもメダルにからめる」。金色に輝く一年にする。(高木 恵)
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