頂上決戦は掛川城で火ぶたが切られました。将棋の王将戦7番勝負が1月9日から掛川市で始まりました。史上最年少五冠を目指す藤井聡太四冠と4連覇を狙う渡辺明三冠、スター棋士同士の激突に、地元も沸いています。

 藤井聡太四冠と渡辺明三冠。将棋八大タイトルのうち、2人で実に7つを占めている棋士同士による天下分け目の王将戦は、9日と10日が第1局です。
 <藤井聡太四冠>「掛川城が対局場ということで掛川城の天守もすぐ近くに見えて良い対局場だなと思う」
 <渡辺明三冠>「(掛川城では)5局以上指しているので、数少ない縁起の良い場所」
 今回、決戦の舞台となったのが掛川城。
 <掛川城公園管理事務所 木曽美雪所長>「こちらが王将戦の会場となる広間です」
 2人が対局する二の丸茶室は伝統的な数寄屋造りの建物。普段は庭園を眺めながらお茶を楽しむことができます。王将戦の舞台となるのは、今回で13回目です。
 <掛川城公園管理事務所 木曽美雪所長>「両棋手の戦いを、私も含めてみなさん楽しみにしています」
 掛川城では、世紀の対決を盛り上げようとこんなものも用意しました。将棋の駒をイメージした木製の御城印です。地元の森林組合と協力して1000枚作りました。渡辺三冠と藤井四冠のサイン入りで、9日は朝9時からの発売を待って40人以上が列を作りました。
 <御城印を購入した人>「将棋があるので御城印が欲しいのと応援しているというのがあるので。今回は渡辺さんと藤井聡太君でやるっていうのがすごいと思って。今回は特に応援している」「自分が(将棋が)好きで娘と一緒にお城を見ながら」
 地元・掛川の将棋ファンも注目の一戦に大興奮です。
 <掛川市民>「同じあの空間に藤井さんと渡辺さんがいるっていうことにすごい不思議な感じがします。どちらが勝つというよりもどちらにも全力を尽くして頑張っていただきたい。歴史的な対局になればと思う」「渡辺さん、藤井さん頑張ってください」

 将棋のタイトル戦といえば、毎回注目されるのが、棋士が対局中に食べる勝負メシにおやつです。渡辺三冠の10日の昼食は、浜名湖産のウナギを使ったうな重。ごはんは少し少なめです。片や、藤井四冠が9日のお昼で食べた天ぷらうどんには浜名湖で採れた車エビの天ぷらが添えられました。午前と午後に出るおやつでは、藤井四冠は掛川紅ほっぺのショートケーキに、こちらも掛川産お茶のケーキをペロリ。一方、渡辺三冠はキウイジュースが気に入ったようで2日連続で注文しました。地元自慢の食材をパワーに2人は現在も激しい戦いを繰り広げています。

1月10日放送 SBSテレビ「ORANGE」
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