新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、岩手県大船渡市では小正月の伝統行事「吉浜のスネカ」の中止が決まった。
「吉浜のスネカ」は大船渡市三陸町の吉浜地区で約200年前から続く伝統行事で、2022年は1月15日に開催が予定されていた。
しかし、行事を実施する吉浜スネカ保存会は変異ウイルスオミクロン株の影響など新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、2022年の行事の中止を決定した。
2021年は訪問する家の数を大幅に減らしたものの開催されていて、中止は第2次世界大戦中以来だという。
保存会では「苦渋の決断だった」としたうえで、「2023年以降も行事を続けられるよう後進育成に力を入れたい」としている。
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