<働き盛りや若い人の重症化が目立つ…背景にはデルタ株の存在も>
福島県の内堀知事は「これまでと違って一人感染が確認されたら、あっという間に家族全員に広がる」と話していて、感染力の強さも伺える。
そのデルタ株とみられる変異株「L452R」が、8月16日~22日に443件を検査したところ9割以上で確認された。

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<8月23日は福島県で74人の感染確認>
郡山市5人・いわき市33人・福島市18人などとなっていて、療養者のうち入院している人の割合を示す『入院率』は過去最悪の値となった。

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<まん延防止等重点措置の効果は?>
10万人あたりの新規陽性者の値を見ると、いわき市・郡山市・福島市いずれも感染爆発を示す【ステージ4】になり相当厳しい感染状況。

特にいわき市は深刻で、8月8日には100人を超えた。ただ、この日から「まん延防止」が適用されると市民の頑張りもあり、効果が出るころといわれる10日後から減りはじめている。

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<いわき市医師会・木村守和会長は…>
「今ギリギリのところまでいって、何とか持ちこたえていると。大勢で集まって宴会するようなことは避けて、我慢してクラスターを作らなければ、次第に下がってくると思います」

一方で、新規感染者がもう少し減らなければ療養先の確保など安定した医療体制を組むことは難しいとの認識を示した。

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