愛知の2日目の聖火リレーで半田市の伝統の舟「ちんとろ舟」が登場しました。この舟はオリンピックに向けてあることが変更されました。
愛知県聖火リレー2日目。聖火は半田市を巡りました。
江戸時代から続く「ちんとろ祭り」という行事があり、舟に提灯を灯す「ちんとろ舟」は祭りに欠かせない、伝統の舟です。
この舟を使って聖火を運びますが、ある変更がなされました。半田市は「ちんとろ舟」について、伝統的に女人禁制という認識で、聖火リレーでも男性だけを乗せる予定でした。
しかし、外部から「オリンピックの男女平等の精神に反するのでは?」という指摘を受けたことで、市は急遽、伝統行事とは異なる「イベント」として、女性も乗船できるよう調整しました。
「世間でも差別的な問題で、女の人だからということで問題になっているが、伝統なものに関しては抵抗はないです」(聖火リレーを見に来た人)
「歴史の中のものとオリンピックは別物だと考えています」(聖火リレーを見に来た人)
舟には地元の女の子や保護者が乗船
そして、迎えた乗り込みの瞬間。
聖火ランナーのほか、舟には地元の女の子や保護者も乗船しました。
「ちんとろ祭りを毎年見に行っているから、祭りが聖火とつながってすごいと思いました」(聖火リレーを見に来た人)
「オリンピックは“女人禁制”は関係ないから乗れてよかったです」(聖火リレーを見に来た人)
「2年続けてお祭りができなかったので、きょうはお祭りの雰囲気になったかなと思います」(住吉ちんとろ祭り 榊原隆男会長)
その後、聖火は刈谷市内をスタート。トヨタグループのチーム刈谷のメンバー6人が豊田自動織機の本社前を出発しました。
聖火は市内2kmの区間を9組のランナーがつなぎ、最後は元阪神タイガースの赤星憲広さんが刈谷市歴史博物館に届けました。
「キャイ~ン」トーチ片手にお馴染みのポーズ
そして、聖火は徳川家康生誕の地、岡崎市へ。
スタート地点の岡崎城の大手門前では、専用の観覧エリアが設けられ、感染症対策として人数は50人に限定、ほかにもスタッフがマスクの着用と声を出さずに拍手で応援するよう呼び掛けました。
岡崎市の第1走者を務めたのは、地元出身でお笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさん。スタート前にはトーチを片手にお馴染みの決めポーズ!
集った人たちに手を降りながらゆっくりと走った天野さん。聖火を次のランナーへ繋ぐトーチキスのときにも、キャイ~ンポーズで決めました。
(4月6日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
WACOCA: People, Life, Style.